ぐれーとぷれいんず グレートプレインズ(Great Plains)
2人用の陣取りボードゲーム
概要
Trevor Benjamin氏とBrett J. Gilbert氏がゲームデザインを手掛け、2021年にLookout Gamesから発売された2人専用のエリアマジョリティ(陣取り)ボードゲームである。
プレイ人数は2人、プレイ時間は約20分、対象年齢は10歳以上となっている。
舞台は太古の大平原。プレイヤーは「キツネ族」と「ヘビ族」のいずれかを担当し、自分の部族を広げながら平原の支配権を争う。
ルールは非常にシンプルでありながら、毎手番が重要な判断となる高い戦略性を備えており、短時間で濃密な読み合いを楽しめる作品として評価されている。
また、ゲーム中にはクマ・ワシ・ウマの精霊動物が登場し、それぞれ一度だけ使える特殊能力を与えてくれる。
これらをどのタイミングで使うかも勝敗を大きく左右する重要な要素となっている。
販売元
・Lookout Games
制作者
ゲームデザイン
・Trevor Benjamin
・Brett J. Gilbert
イラスト
・Klemens Franz
発売年
2021年
プレイ人数
2人
プレイ時間目安
約20分
ゲームストーリー
はるか昔、人々は洞窟の壁へ動物たちの姿を描き、大地で暮らす生き物との物語を語り継いでいた。
プレイヤーはキツネ族またはヘビ族の部族長となり、広大な平原へ仲間を送り込みながら新たな土地を開拓していく。
途中では精霊動物たちの加護を受け、ときには山を越え、ときには敵を押しのけながら、自らの勢力を広げていく。
最終的に肥沃な草原を最も多く支配した部族こそが、この地で生き残る者として語り継がれることになる。
遊び方
ゲーム開始時、7枚の六角形ボードをランダムに組み合わせ、大平原を作る。
各プレイヤーは3枚の洞窟タイルを配置し、それが部族の拠点となる。
手番では、自分の部族コマを、
・自分の洞窟
または
・すでに配置している自分のコマ
に隣接するマスへ1つ配置する。
移動できるのは平地や草原であり、山は通常通過できない。
盤面には、
・ウマ
・ワシ
・クマ
の動物マークが描かれたマスが存在する。
そこへ部族コマを置くことで対応する動物タイルを獲得でき、一度だけ特殊能力を使用できる。
それぞれの能力は、
・ウマ:通常より遠くまで移動できる。
・ワシ:山を飛び越えて移動できる。
・クマ:相手の部族コマを押し出すことができる。
ゲーム終了時には黄色い草原エリアごとに多数派を判定し、より多くの草原を支配したプレイヤーが勝利となる。ルールは非常に少ないものの、特殊能力の使いどころや配置順によって局面が大きく変化する奥深いゲームとなっている。
キツネとの関係性
本作では、プレイヤーの一方が「キツネ族」を担当する。
キツネは単なるイラストではなく、ゲームを構成する2つの勢力の一つとして描かれており、ヘビ族との縄張り争いを繰り広げる。
作中のキツネは実在の動物というより、古代部族の象徴として表現されている。
部族コマもオレンジ色のキツネを模したデザインとなっており、盤面へ広がっていく様子は、キツネの群れが大地へ勢力を拡大していくようにも見える。
また、本作ではクマ・ワシ・ウマといった精霊動物の力を借りながら戦うため、自然信仰や動物信仰を感じさせる世界観も魅力である。
キツネは知恵や機敏さを象徴する存在として描かれており、プレイヤー自身がキツネ族となって戦略を巡らせる点は、キツネ好きにとって大きな魅力といえる。