しんこ 辰狐
仏教の神である「荼枳尼天(だきにてん)」の別名である。
辰狐とは、仏教の神である「荼枳尼天(だきにてん)」の別名である。一般的に白狐に乗り、人々に福徳や豊穣をもたらす神として信仰されている。狐と縁の深い稲荷神や、密教の天狐(てんこ)とも深く結びついている。
由来と名前の意味
「辰」は日月星の三光や北辰(北極星など)を指す言葉でもあるため、「星の狐」や「光り輝く狐」という意味を持っている。また、古代インドの夜叉(ダーキニー)が日本に伝来する過程で、神聖な狐と習合した姿とも言われている。
信仰の歴史
荼枳尼天との同一視: 「辰狐王菩薩(しんこおうぼさつ)」とも呼ばれ、日本では主に荼枳尼天の異名として扱われている。
稲荷信仰との習合: 仏教の神である荼枳尼天が、日本の神道における稲荷神(ウカノミタマ)と結びついた結果、狐が稲荷の使いとして定着する大きなきっかけとなった。