きせつのきつね キセツのキツネ

季節を変える不思議な力を得た狐「リック」を主人公とする2Dアクションゲームである。 原題は『FOX n FORESTS』。日本ではSHINYUDENからNintendo Switch用ダウンロードソフトとして2020年12月24日に発売された。16bit時代を思わせるドット絵とサウンドを特徴とし、アクション、パズル、RPG、シューティングゲーム的な要素を組み合わせた作品となっている。 物語の中心となるのは、一匹の狐であるリック。 森の守護者から与えられたソードによって季節を自由に変えられるようになったリックは、森の平和を取り戻すため、季節を自分だけのものにしようとする魔女へ立ち向かう。

基本情報

タイトル:キセツのキツネ
原題:FOX n FORESTS
ジャンル:アクション/プラットフォーム
日本版発売日:2020年12月24日
対応機種:Nintendo Switch
プレイ人数:1人
日本版発売元:SHINYUDEN
開発:Bonus Level Entertainment
CERO:A(全年齢対象)

ゲーム概要

プレイヤーは狐のリックを操作し、さまざまな森や自然環境を進んでいく。

基本は横スクロール型のアクションゲームとなっており、

走る
跳ぶ
敵を攻撃する
遠距離攻撃を行う
仕掛けを解く
季節を切り替える

といった行動を使ってステージを攻略する。

最大の特徴が、「季節を変える」という能力である。

リックは森の守護者から与えられたソードの力によって、冒険している場所の季節を変化させることができる。

季節が変わることで単に背景の色が変わるだけではなく、ステージそのものにも変化が起こる。

例えば、

水面が凍って足場になる
木々や植物の状態が変わる
落ち葉など季節特有の物が足場になる

といった変化が発生し、それを利用して先へ進んでいく。

そのため、「季節変更」は物語上の特殊能力というだけではなく、ゲームを攻略するための中心的なシステムとなっている。

あらすじ

主人公のリックは、一匹の狐である。

森の守護者から不思議なソードを与えられ、その力によって季節を自由自在に変更できるようになる。

しかし森では、季節をめぐる異変が起こっていた。

その背後には、季節を自分だけのものにしようとしている魔女の存在がある。

リックはパズルを解き、敵を倒しながら森の中を進み、魔女を倒して森に再び平和を取り戻すための旅へ出る。

また、物語では通常の春・夏・秋・冬だけでなく、「5番目の季節」に関係する不思議な旅が描かれる。

リック

『キセツのキツネ』の主人公。

四足歩行する現実の狐ではなく、二足歩行して武器を扱う擬人化された狐キャラクターとして描かれている。

剣を持って敵と戦い、弓などによる遠距離攻撃も行う、アクションゲームの主人公らしいキャラクターである。

最大の特徴は、森の守護者から与えられたソードによって季節を変えられることである。

外見

リックは赤褐色・橙色系の毛並みを持った狐として描かれている。

大きな耳、細長い口吻、豊かな尻尾など、狐らしい特徴を残しながら人間のように二足歩行する。

そのため「狐耳を持った人間」ではなく、

擬人化された狐
二足歩行する狐

として分類するのが適切である。

狐と季節

本作で特に特徴的なのが、「狐」と「季節」が組み合わせられていることである。

作品名そのものが『キセツのキツネ』であり、主人公である狐のリックが季節を操る能力を持っている。

リックが季節を変えると、

景色
植物
水場
足場
敵への対処方法

などが変化する。

つまり、

狐
↓
季節を操る力を得る
↓
季節を変えて森を進む
↓
季節を奪おうとする魔女と戦う

という構造になっている。

狐という主人公設定とゲームシステムが完全に別々に存在しているのではなく、「季節を操る狐の冒険」という一つのテーマとしてまとまっている。

狐の戦い方

『Spirit of the North』や『The First Tree』とは異なり、本作の狐は積極的に敵と戦う。

リックは武器を持って森を進み、さまざまな敵や巨大なボスと戦う。

特にボス戦では、武器と魔法を使い分けながら敵の弱点を狙うことが重要となる。

そのため、本作における狐は、

自然の中を静かに探索する動物

ではなく、

武器と魔法を使って冒険するファンタジー世界の狐戦士

という位置付けである。

森の守護者

リックへ季節を変える力を持ったソードを与える存在。

狐ではないものの、リックが季節を操れるようになる直接のきっかけを作るため、狐の能力を理解するうえで重要な存在である。

詳しい人物設定をすべて扱う必要はないが、

「なぜ狐のリックが季節を変えられるのか」

を説明するためには欠かせない。

魔女

本作における敵側の中心人物。

季節を自分だけのものにしようとしており、リックの冒険の最終的な目的と深く関係している。

魔女自身は狐ではない。

しかし、

リックがなぜ冒険するのか
なぜ季節を操る必要があるのか
森で何が起きているのか

という部分に直接関係するため、狐の物語を理解するうえで記載する必要のある人物である。

5番目の季節

本作では春・夏・秋・冬という一般的な四季だけではなく、「5番目の季節」が物語上の重要な要素となっている。

日本版の紹介でも、「5番目の季節をめぐる不思議な旅」として本作が紹介されている。

これは単なるステージの種類というより、リックが冒険する目的や世界で起きている異変へ関係する要素である。

そのため『キセツのキツネ』を紹介するときには、

「狐が季節を変えながら戦うゲーム」

だけでなく、

「5番目の季節をめぐって狐が旅をする物語」

という部分まで記載すると作品の特徴が分かりやすい。

狐と森

リックの冒険の舞台となるのは森を中心とした自然世界である。

現実の狐も森林や草原など幅広い環境に生息する動物だが、本作が現実の狐の生態を再現しているわけではない。

本作の森は、

魔法
守護者
魔女
季節を変える力

などが存在するファンタジー世界である。

したがって『キセツのキツネ』は、

「森に暮らす現実の狐を再現した作品」

ではなく、

「狐を主人公にしたファンタジーアクション」

として分類するのが適切である。

狐との関係性

『キセツのキツネ』は、狐との関係が非常に強い作品である。

主人公そのものが狐であり、

プレイヤーが操作する存在
戦闘を行う存在
季節を操る存在
物語を進める存在
タイトルに使われている存在

のすべてが狐である。

特にタイトルそのものに「キツネ」が入っているため、狐キャラクターが脇役として登場するゲームとは明確に異なる。

ゲーム開始から終了まで、基本的に狐のリックを操作して進める作品である。

狐好きから見たキセツのキツネ

狐を目的としてゲームを探している場合、本作はかなり狐要素の強い作品である。

ゲーム中は基本的にリックを操作するため、狐が登場する時間は非常に長い。

ただし、狐の表現については『Spirit of the North』や『The First Tree』とは大きく異なる。

『Spirit of the North』
→四足歩行する狐を操作して幻想世界を探索する

『The First Tree』
→四足歩行する母狐を操作し、家族や喪失の物語をたどる

『キセツのキツネ』
→二足歩行する狐戦士を操作し、武器と魔法で敵と戦う

という違いがある。

そのため、

現実の狐に近い姿を楽しみたい人

よりも、

擬人化された狐
狐の勇者
狐が剣を持って戦う作品
ドット絵の狐キャラクター

などが好きな人との相性がよい。

また、狐であることとは別に、「季節を切り替えながら進む」という独特のゲームシステムがある。

狐キャラクターを操作するだけではなく、

春の狐
夏の狐
秋の狐
冬の狐

というように、さまざまな季節の風景の中をリックが冒険する姿を楽しめるのも本作の特徴である。

原題「FOX n FORESTS」

日本では『キセツのキツネ』というタイトルで発売されているが、原題は『FOX n FORESTS』である。

英語タイトルでも「FOX」が明確に使用されている。

つまり、日本向けローカライズで狐要素が追加されたわけではなく、もともと狐を前面に押し出した作品である。

タイトル、

FOX
=主人公リック

FORESTS
=冒険の舞台となる森

という構成からも、狐と森が作品の中心に置かれていることが分かる。

シリーズ

2026年8月時点で、『キセツのキツネ/FOX n FORESTS』の正式な続編は確認できない。

そのため「ふぉくすなっ♪」では、現時点では単独作品として扱うのが適切である。

狐ゲームとしての分類

『キセツのキツネ』を狐ゲームとして分類すると、

狐が主人公:該当
狐を操作可能:該当
動物としての狐:一部該当
擬人化された狐:該当
二足歩行する狐:該当
狐耳キャラクター:非該当
妖狐・精霊狐:非該当
狐の生態シミュレーション:非該当
狐が物語の中心:該当
タイトルに狐:該当

となる。

「擬人化された狐を直接操作して冒険するアクションゲーム」という分類では、非常に分かりやすい作品である。

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