しょうくう ほっぷ さけ ほっぺ 翔空 HOP SAKE ほっぺ

新潟県新潟市北区のLAGOON BREWERY(ラグーン・ブリュワリー)が手掛けるクラフトSAKEである。 日本酒の製法をベースとしながら、ビールに欠かせない副原料であるホップを米や米麹とともに醸すことで、日本酒とホップ双方の特徴を持つ個性的な酒に仕上げられている。 使用するホップは、柑橘系の香りを特徴とする「シトラ」。日本酒らしい骨格に、柑橘類を思わせる香りや瑞々しさ、ホップ由来のほろ苦さと爽快感が加わっている。 現在の商品は、黄麹と白麹を組み合わせることで酸味を加え、よりジューシーで柑橘感のある味わいを目指している。

製造者:LAGOON BREWERY
銘柄:翔空
種類:クラフトSAKE(その他の醸造酒)
原材料:米、米こうじ、ホップ(シトラ)
内容量:720ml
生産地:新潟県新潟市
アルコール分:15度(現行公式販売品)
精米歩合:70%

狐との関わり

「翔空 HOP SAKE ほっぺ」では、キツネが商品のメインキャラクターとしてラベルに描かれている。

これは単にかわいらしい動物として選ばれたわけではない。

LAGOON BREWERY代表の田中洋介によると、キツネを採用した理由は「田の神の使いといわれるキツネによって日本酒を象徴するため」である。ビールで使われるホップを副原料にしている一方、この酒の土台はあくまで日本酒であることを表現するため、キツネをメインに描いたとしている。

つまり本商品のキツネには、

「ホップを使っていても、根本にあるのは日本酒である」

という商品のアイデンティティを示す役割が与えられている。

「ほっぺ」の名前の由来

商品名の「ほっぺ」にもキツネが深く関わっている。

「ほっぺ」は「HOP SAKE」を縮めた名称である。

しかし、それだけではない。

ラベルではキツネがHOP SAKEのおいしさに夢中になり、「ほっぺたが落ちてしまった」様子を表現しており、

HOP SAKE → HOPPE(ほっぺ)

という言葉遊びと、「ほっぺたが落ちるほどおいしい」という表現を重ねたネーミングとなっている。

そのため本商品では、

・HOP SAKEの略称
・キツネのほっぺ
・「ほっぺたが落ちる」という表現

という複数の意味が「ほっぺ」という名前に込められている。

LAGOON BREWERY

LAGOON BREWERYは、新潟市北区に位置する小規模な酒蔵である。

2021年に新たに酒類製造免許を取得し、新潟の自然豊かな福島潟のほとりで酒造りを開始した。

代表銘柄である「翔空(しょうくう)」では、日本酒の伝統的な醸造技術を軸としながら、従来の日本酒の枠にとらわれないさまざまな副原料を取り入れたクラフトSAKEを展開している。

「HOP SAKE ほっぺ」は、同蔵が初めてホップを副原料として使用した商品である。

誕生

「HOP SAKE ほっぺ」のプロトタイプは2024年に登場した。

「にいがた酒の陣」で先行販売され、用意していた2日分の商品が初日で完売するほどの反響を集めた。その後、2024年3月に一般販売が開始された。

初期のプロトタイプでは、

・原料米:新潟市北区産五百万石100%
・精米歩合:70%
・ホップ:シトラ
・アルコール分:13.5%
・日本酒度:-17
・酸度:1.4

という仕様で造られていた。

その後も改良が続けられており、現在の公式販売品では五百万石とこしいぶきを使用し、黄麹と白麹を組み合わせ、アルコール分15度、日本酒度-10、酸度3.0という仕様になっている。

そのため「ほっぺ」は、発売後も味わいや造りを更新し続けているクラフトSAKEでもある。

特徴

最大の特徴は、日本酒とホップを融合させていることである。

ホップにはビールでおなじみのシトラを使用しており、柑橘系果実を思わせる香りを酒へ加えている。

さらに現在の商品では黄麹だけでなく白麹も使用し、酸味を強めることで柑橘感やジューシーさを引き出している。

味わいには、

・柑橘類を思わせる香り
・瑞々しさ
・ジューシーな酸味
・ホップのほろ苦さ
・爽快感

など、日本酒だけでは生まれにくい要素が加わっている。

一方で米と米麹を主体に醸造しているため、飲み口の骨格には日本酒らしさが残されている。

ピンク色になる酒

「ほっぺ」には、色にも興味深い特徴がある。

ホップに含まれるポリフェノールの影響によって、酒がきれいなピンクからパープル系の色調へ変化する場合がある。

キツネの「ほっぺ」というかわいらしい商品名と、ほのかなピンク色の酒という組み合わせも、本商品の印象的なポイントである。

Tokyo SAKE Challenge 2025 金賞

「HOP SAKE ほっぺ」は、2025年に世界的なSAKEコンペティション「Tokyo SAKE Challenge 2025」でGOLD SAKE(金賞)を受賞した。

日本酒とホップという従来とは異なる組み合わせながら、その味わいが酒のコンペティションでも評価されたことになる。

誕生当初はプロトタイプとして販売された商品であったが、改良を重ねながらLAGOON BREWERYを代表するクラフトSAKEの一つへ成長している。

豆知識

「翔空 HOP SAKE ほっぺ」は、狐と酒との関係が非常に多層的な商品である。

狐はラベルの飾りではなく、蔵元によって「日本酒を象徴する存在」として意図的に選ばれている。さらに商品名の「ほっぺ」にも、酒に夢中になったキツネの「ほっぺたが落ちる」という物語が組み込まれている。

そのため、

・ラベルに狐が描かれている
・日本酒を表現する存在として狐が選ばれている
・ネーミングにも狐が関係している
・商品自体に狐の小さな物語が設定されている

という、複数の狐要素を持っている。

「ふぉくすなっ♪」で扱う狐関連酒の中でも、狐が商品コンセプトそのものに深く組み込まれた一本といえる。

関連項目

  • LAGOON BREWERY
  • 翔空
  • クラフトSAKE
  • ホップ
  • シトラ
  • 福島潟
  • 日本酒
  • 稲荷信仰

タグ

  • #食品
  • #飲料
  • #酒
  • #クラフトSAKE
  • #翔空
  • #HOPSAKEほっぺ
  • #ほっぺ
  • #LAGOONBREWERY
  • #ホップ
  • #新潟県
  • #きつねラベル
  • #狐
  • #日本