一覧へ戻る

ぼうとつきよのあおいはな ボウと月夜の碧い花

日本の神話や民間伝承を題材とした探索型2D和風アクションゲームである。 原題は、 『Bō: Path of the Teal Lotus』 2024年7月に発売され、Squid Shock Studiosが開発を手掛けた。 プレイヤーは天から舞い降りた小さな存在「ボウ」を操作し、さまざまな妖怪や神話的存在が暮らす「妖の国」を冒険する。 狐との関係は非常に深い。 主人公ボウ自身が狐の姿をした「テンタイハナ(Tentaihana)」であり、さらに、 キツネ一族 キツネ一族の神社 狐の嫁入り キツネの巣穴 狐をモチーフとしたボス などが登場する。 そのため本作は、「狐キャラクターが一人登場するゲーム」ではなく、狐そのものが主人公・世界観・民間伝承・地域設定に広く組み込まれている作品である。

基本情報

タイトル:ボウと月夜の碧い花

原題:Bō: Path of the Teal Lotus

ジャンル:探索型2D和風アクション

開発:Squid Shock Studios

海外版発売日:2024年7月17日

対応機種:Nintendo Switch、PlayStation 5、PCなど

プレイ人数:1人

日本の公式サイトでは、

「日本の神話や民間伝承を題材に、色鮮やかな手描き調の世界を舞台にした探索型2D和風アクションゲーム」

と紹介されている。

ゲーム概要

主人公ボウは、「妖の国」と呼ばれる世界へ降り立つ。

この世界には、

妖怪

アヤカシ

神話上の存在

動物を基にした一族

などが暮らしている。

ボウは不思議な杖を使い、敵やオブジェクトを攻撃しながら空中を飛び回る。

敵などへ攻撃を当てることで再びジャンプやダッシュが可能になる「ヒット&フロー」が特徴であり、空中を連続して移動する独特のアクションが楽しめる。

冒険を進めることで新しい能力を獲得し、これまで行けなかった場所へ進めるようになる、いわゆるメトロイドヴァニア型の構造を持つ。

ボウ

英名:Bō

本作の主人公。

日本公式サイトでは、

「小さな天の御使い『ボウ』」

「小さな妖怪・ボウ」

として紹介されている。

英語版Steam公式紹介では、より具体的に、

「celestial blossom (fox tentaihana)」

と説明されている。

つまりボウは、

狐の姿をしたテンタイハナ

である。

テンタイハナ

英語表記:Tentaihana

『ボウと月夜の碧い花』独自の存在。

ボウは天から降りてきた「celestial blossom」であり、狐のテンタイハナとして生まれている。

そのためボウを、

普通の狐

狐獣人

妖狐

のいずれかへ単純に分類するのは適切ではない。

作品独自の霊的・植物的存在であり、

「狐の姿をした天上の花の存在」

と考えるのが最も近い。

狐と花

ボウのデザインには、

狐

植物

碧い蓮

という複数の要素が組み合わされている。

白い狐のような身体を持ち、その周囲には花びらを思わせる意匠が配置されている。

英語圏の公式紹介でも「fox tentaihana」と明記されているため、狐らしさは単なるプレイヤー側の解釈ではない。

本作では、

狐+花+天上の存在

という独自の主人公像が作られている。

ボウの外見

ボウは白い狐を思わせる小さな姿をしている。

特徴として、

大きな狐系の耳

細長い手足

狐を思わせる顔立ち

白を基調とした身体

碧い蓮を思わせる衣装

などがある。

人間の少女や少年に狐耳を付けたタイプではなく、全身が狐に近いデザインとなっている。

そのため狐Wikiでは、

「狐型の主人公」

として扱うことができる。

ボウは妖狐なのか

ボウは狐の姿をしているが、公式に「妖狐」と分類されているわけではない。

明確に確認できるのは、

小さな妖怪

天の御使い

狐のテンタイハナ

という設定である。

そのため、

狐:該当

狐型妖怪:該当

妖狐:公式種族名としては未確認

九尾:非該当

と整理するのが適切である。

妖の国

本作の舞台。

日本の神話・民間伝承をもとにしたアヤカシたちが暮らしている。

公式サイトでは、

天岩戸

狐の嫁入り

など、日本で古くから語られてきた神話・伝承がモチーフとして使用されていることが明記されている。

ボウは、

くれなひ竹林

ワカクサ森

桜の都

など、さまざまな地域を巡る。

狐との関係で特に重要なのが「ワカクサ森」である。

ワカクサ森

キツネ一族と深く関係する地域。

日本公式サイトでは、

「キツネ一族の神社が佇む『ワカクサ森』」

と紹介されている。

そのため本作では狐が単独のキャラクターとして存在するだけでなく、

「キツネ一族」

という集団まで世界設定として存在している。

海外版では「Midori Forest」と呼ばれている地域に相当し、キツネ一族が暮らす森として描かれる。

キツネ一族

ワカクサ森に関係する狐たち。

本作では、

主人公だけが狐

なのではなく、

キツネ一族

という明確な集団が存在する。

キツネ一族は長い年月を生きる存在として描かれ、森や神社など独自の生活圏を持つ。

そのため狐が、

種族

社会

文化

として世界へ組み込まれていることが分かる。

キツネ一族の神社

ワカクサ森にはキツネ一族の神社が存在する。

日本の狐文化では、

狐

神社

稲荷信仰

という組み合わせが非常によく知られている。

『ボウと月夜の碧い花』も、そうした日本文化を思わせる舞台を取り入れている。

ただし、

キツネ一族=稲荷神の眷属

神社=稲荷神社

と公式に明記されているわけではない。

そのため狐Wikiでは、

「日本の狐信仰を連想させる狐一族の神社」

程度に留めるのが適切である。

狐の嫁入り

『ボウと月夜の碧い花』を代表する狐関連要素の一つ。

日本公式サイトでも、本作の世界観を説明する際に、

「天岩戸」

「狐の嫁入り」

が具体的なモチーフとして挙げられている。

「狐の嫁入り」は日本各地で語られる狐伝承である。

一般には、

狐たちの婚礼行列

夜の怪火

天気雨

などと結び付けて語られる。

本作では、この「狐の嫁入り」が実際にゲーム内イベントとして取り入れられている。

狐の婚礼行列

ボウは冒険中、狐たちによる婚礼行列に関わる。

海外公式紹介でも、本作に登場する日本伝承の一例として、

「The Fox Wedding」

が明記されている。

オリジナルサウンドトラックにも、

「Fox Wedding Procession」

という楽曲が収録されている。

つまり狐の嫁入りは単なる背景設定ではなく、ゲーム内で明確に描かれるイベントである。

日本伝承としての狐の嫁入り

狐の嫁入りには地域によってさまざまな伝承が存在する。

例えば、

夜に提灯のような怪火が並ぶ

狐たちが婚礼を行う

天気雨を狐の嫁入りと呼ぶ

などである。

『ボウと月夜の碧い花』では、こうした日本の狐文化を幻想的な妖怪世界へ取り入れている。

そのため狐Wikiでは、

「狐の嫁入りを実際にゲームイベントとして扱った作品」

としても価値が高い。

キツネの巣穴

海外版では、

「Kitsune Burrows」

と呼ばれる地域も存在する。

これはキツネ一族の生活圏へつながる地下・巣穴的な地域である。

オリジナルサウンドトラックにも、

「Kitsune Burrows」

「Lower Kitsune Burrows」

という楽曲が収録されている。

本作では狐が森の神社だけに登場するのではなく、地下の生活空間まで含めて独自の地域を形成している。

キツラ

英名:Kitsura

ワカクサ森で登場する狐系のボス。

複数の大きな尾を持つ巨大な狐として描かれる。

ボウと比べてもかなり大型の狐型存在であり、尾から攻撃を放つ。

ゲームのアップデート情報でも、Kitsuraの「tails」から火球が放たれることが説明されている。

そのためキツラも明確な狐系キャラクターとして扱うことができる。

キツラの尾

キツラは複数の尾を持つ。

日本や東アジアの狐伝承では、

二尾

三尾

九尾

など、複数の尾を持つ狐が強大な霊的存在として描かれることがある。

キツラもその系譜を思わせるデザインとなっている。

ただし、

九尾の狐

と公式に明記されているわけではないため、尾数を根拠なく「九尾」とするべきではない。

狐Wikiでは、

「複数の尾を持つ狐型のボス」

として扱うのが安全である。

狐火

本作では英語版で、

「Fox Fire」

という名称の通貨・獲得資源が使用される。

開発元によるアップデート告知でも、

Fox Fire / Kitsunebi

という名称が使われている。

「狐火」は、日本で狐に関係する怪火として知られる伝承である。

本作ではそれをゲーム内資源の名称として採用している。

つまり狐要素は、

主人公

種族

地域

イベント

ボス

だけでなく、

ゲームシステム上の名称

にまで入り込んでいる。

キツネビ

「狐火」は日本の怪異・民間伝承の一つである。

夜間に野外へ現れる正体不明の火を狐の仕業と考え、

狐火

鬼火

などと呼ぶ文化が存在する。

『ボウと月夜の碧い花』では、この言葉が「Fox Fire / Kitsunebi」として使用されている。

日本伝承を単なる背景説明として使うのではなく、プレイヤーがゲーム中に扱う要素へ落とし込んでいる点が特徴である。

狐と日本神話・民間伝承

『ボウと月夜の碧い花』は、日本文化を題材にしながらも、日本の特定の神話や昔話をそのままゲーム化した作品ではない。

例えば、

天岩戸

狐の嫁入り

天狗

橋姫

女郎蜘蛛

がしゃどくろ

など、さまざまな神話・伝承・妖怪を組み合わせて独自の「妖の国」を構築している。

狐についても同様で、

狐の嫁入り

狐一族

狐の神社

狐火

複数尾の狐

といった要素を再構成している。

主人公が狐であること

本作を狐ゲームとして見る場合、最も重要なのは主人公そのものが狐型であることである。

多くのゲームでは、

狐キャラクターが仲間として登場

狐系NPCが登場

狐をモチーフとしたボスが登場

といった形に留まる。

しかし『ボウと月夜の碧い花』では、

ゲーム開始から終了まで狐型のボウを直接操作する。

そのため、

「狐を操作して冒険するゲーム」

として明確に分類できる。

ボウとキツネ一族

ボウ自身も狐型ではあるが、キツネ一族と完全に同一の存在というわけではない。

ボウ

→狐のテンタイハナ

ワカクサ森の狐たち

→キツネ一族

という違いがある。

そのため、

「ボウはキツネ一族の一員」

と断定するのではなく、

「狐型のテンタイハナであり、別にキツネ一族が存在する」

と整理するのが正確である。

狐獣人との違い

ボウやキツネ一族は、一般的なゲームに登場する、

人間の身体+狐耳+狐尻尾

という狐獣人とは少し異なる。

特にボウは全身が狐に近い小型の姿である。

そのため、

狐耳キャラクター

というよりも、

「擬人化された狐型妖怪」

あるいは、

「狐型の霊的存在」

として扱う方が近い。

妖狐との違い

作品全体には日本の妖狐伝承を思わせる要素が多い。

しかしボウやキツネ一族について公式が一律に「妖狐」という種族名を使用しているわけではない。

そのため、

狐系妖怪:該当

妖狐伝承モチーフ:該当

公式種族として妖狐:未確認

という区別が必要である。

九尾との関係

キツラなど複数の尾を持つ狐が登場するため、九尾狐を連想させる部分はある。

しかし本作の主要設定として、

玉藻前

九尾の狐

妲己

などが登場するわけではない。

そのため、

九尾狐伝承を連想させるデザイン:あり

九尾の狐そのもの:主要設定としては未確認

とするのが適切である。

狐との関係性

『ボウと月夜の碧い花』では、狐は作品全体に深く組み込まれている。

主な狐要素は、

主人公ボウが狐のテンタイハナ

ボウ自身を操作して冒険する

キツネ一族が存在する

キツネ一族の神社が存在する

ワカクサ森がキツネ一族の生活圏

Kitsune Burrowsが存在する

狐の嫁入りが登場する

狐の婚礼行列が描かれる

キツラという狐系ボスが登場する

狐火/Kitsunebiがゲーム内要素として使用される

などである。

単に狐キャラクターが登場するだけではなく、

主人公

民族・集団

土地

信仰的空間

民間伝承

ボス

ゲームシステム

のすべてに狐が関係している。

主な狐関連キャラクター

ボウ

→本作の主人公。天から舞い降りた小さな妖怪で、英語公式では「fox tentaihana」と明記される。狐と碧い蓮を組み合わせた姿を持ち、プレイヤーが直接操作する。

キツネ一族

→ワカクサ森に暮らす狐の一族。独自の神社や生活圏を持つ。

キツラ

→ワカクサ森に登場する巨大な狐型ボス。複数の尾を持ち、尾から火球を放つ。

狐の婚礼に参加する狐たち

→「狐の嫁入り」を題材としたイベントに登場する狐の一団。

主な狐関連地域・要素

ワカクサ森

→キツネ一族の神社が存在する森林地域。

Kitsune Burrows

→キツネ一族に関係する巣穴・地下地域。

狐の嫁入り

→日本の民間伝承をもとにしたゲーム内イベント。

Fox Wedding Procession

→狐の婚礼行列を表すイベント・楽曲。

狐火/Kitsunebi

→日本の狐火伝承を名称に取り入れたゲーム内資源。

まとめ

『ボウと月夜の碧い花』は、狐を扱ったゲームの中でも特に狐要素の多い作品である。

主人公ボウは英語公式で「fox tentaihana」と明記される狐型の存在であり、プレイヤーはゲーム全編を通してボウを直接操作する。

さらに世界にはキツネ一族が暮らすワカクサ森や神社、Kitsune Burrowsが存在し、日本の民間伝承「狐の嫁入り」もゲーム内イベントとして登場する。

狐火を意味する「Fox Fire/Kitsunebi」がゲーム内要素として使用され、複数の尾を持つ狐型ボス・キツラも登場するなど、狐は主人公だけに留まらない。

「狐を操作する」「狐一族の文化圏を訪れる」「狐の嫁入りに関わる」「狐伝承をゲームシステムとして体験する」という複数の方向から狐が描かれており、狐を中心にゲーム作品を探す場合には特に重要な一作である。

  • #創作
  • #ゲーム
  • #ボウと月夜の碧い花
  • #BōPathoftheTealLotus
  • #ボウ
  • #狐
  • #キツネ一族
  • #狐の嫁入り
  • #狐火
  • #キツラ
  • #妖怪
  • #和風
  • #海外