きこ 気狐
長く生きて霊力を高めた狐が、肉体を捨てて「気」だけの存在となった妖狐の一種である。
気狐とは、長く生きて霊力を高めた狐が、肉体を捨てて「気」だけの存在となった妖狐の一種である。
江戸時代の儒学者・皆川淇園の分類などでは、狐の位階は上位から天狐(てんこ)、空狐(くうこ)、気狐、野狐(やこ)の四段に分けられ、気狐は上位から数えて3番目に位置するとされている。
実体がない
最下位の野狐は肉体を持ち人間に悪さをすることもあるが、気狐以上は姿を持たない霊的な存在とされている。
稲荷の使い
五百年から千年ほど生きた善狐がこの位階に達するとされ、一般的に稲荷神の使い(眷属)とされる狐はこの気狐を指すことが多い。
さらなる高みへ
気狐がさらに修行を積み、千年を超えると「空狐」、神格化されると「天狐」になるとされている。