たゆたまぜろ タユタマ零

Lump of Sugarのブランド20周年記念作品として2026年2月27日に発売されたPC向けアドベンチャーゲームである。 ジャンルは公式に「人と太転依が出会うADV」とされている。『タユタマ -Kiss on my Deity-』へつながる物語を描く作品で、人間と「太転依(たゆたい)」と呼ばれる霊的存在との出会い・共存が大きなテーマとなる。 狐との関係では、シリーズを代表する存在「綺久羅美守毘売」が中心となる。 綺久羅美守毘売は、後の『タユタマ -Kiss on my Deity-』で狐のような耳と尻尾を持つ少女「泉戸ましろ」へ化成する太転依であり、『タユタマ零』ではその過去にあたる姿・物語が描かれる。さらに本作には綺久羅美守毘売と同じ声優が演じる「白き獣」も登場する。

基本情報

タイトル:タユタマ零

ブランド:Lump of Sugar

ジャンル:人と太転依が出会うADV

発売日:2026年2月27日

対応機種:Windows 10 / 11

原画:萌木原ふみたけ

SD原画:流かさね

構成・脚本:始原一滴

企画・制作:Lump of Sugar

公式サイトでは攻略対象は1人とされ、主人公以外はフルボイスとなっている。

太転依

『タユタマ』シリーズにおける重要な存在。

太転依は、人間とは異なる霊的・超自然的な存在である。

後の『タユタマ -Kiss on my Deity-』では、土地を守護する存在として紹介され、綺久羅美守毘売をはじめ、

鵺

応龍

など複数の太転依が登場する。

『タユタマ零』でも公式ジャンルそのものが「人と太転依が出会うADV」とされており、人間と太転依の関係が物語の中心となる。

綺久羅美守毘売

読み:きくらみかみのひめ

CV:松田理沙

『タユタマ零』の中心的な太転依。

後の『タユタマ -Kiss on my Deity-』にも登場する存在であり、シリーズにおける重要人物である。

公式商品展開でも、『タユタマ零』豪華版には綺久羅美守毘売の描き下ろし抱き枕カバーが同梱されるなど、本作を象徴するキャラクターとして扱われている。

四足の獣を統べる太転依

後のシリーズ設定では、綺久羅美守毘売は、

「四足の獣を統べる最強の太転依」

として説明されている。

さらに強大な太転依たちを従えていた存在でもある。

したがって綺久羅美守毘売そのものを単純に、

狐という動物

狐獣人

と分類するより、

「四足獣を統べる強大な太転依であり、後の化成で狐を思わせる耳・尻尾を持つ」

と理解する方が正確である。

狐との関係

『タユタマ零』で狐との関係を考える際に最も重要なのが、綺久羅美守毘売と後の「泉戸ましろ」の関係である。

後の『タユタマ -Kiss on my Deity-』では、綺久羅美守毘売が自らの「化成」として少女を生み出し、その少女が泉戸裕理から「ましろ」と名付けられる。

ましろは人間に近い姿をしているが、

狐のような耳

狐のような尻尾

を持つ。

つまり、

綺久羅美守毘売

↓

化成

↓

泉戸ましろ

というつながりがあり、シリーズ全体では明確な狐系ビジュアルへ発展する存在である。

泉戸ましろとの関係

『タユタマ -Kiss on my Deity-』のメインヒロイン「泉戸ましろ」は、綺久羅美守毘売の化成である。

旧作の紹介でも、

「太転依『綺久羅美守毘売』が『人と太転依の共存する世界』を作るために化成した少女」

と説明されている。

そのため『タユタマ零』は、狐Wikiという観点では、

「後に狐耳と尻尾を持つ泉戸ましろへつながる綺久羅美守毘売の過去を描く作品」

として非常に重要である。

化成

シリーズ独自の重要な概念。

綺久羅美守毘売は後に「ましろ」という少女の姿へ化成する。

これは単純な変身と完全に同義ではなく、綺久羅美守毘売の存在・意思を受け継ぐ新たな姿として描かれている。

ましろは綺久羅美守毘売の思想や記憶を継承しながら、人間と太転依の共存を目指して行動する。

狐伝承には狐が女性へ変化する物語が多く存在するが、『タユタマ』ではそれをそのまま使用するのではなく、「太転依の化成」という独自設定へ置き換えている。

白き獣

『タユタマ零』には「白き獣」と呼ばれるキャラクターも登場する。

キャスト資料では、

綺久羅美守毘売

白き獣

の双方を松田理沙が演じていることが確認できる。

公式オンラインショップでも、

綺久羅美守毘売

白き獣

鵺

りん

がそれぞれ独立したキャラクターとしてグッズ化されている。

このため「白き獣」は本作の物語上、綺久羅美守毘売と強い関係を持つ存在であることがうかがえる。

ただし、公開されている公式テキストだけでは、

白き獣=狐

白き獣=綺久羅美守毘売の本来の姿

とまで断定できる明確な説明は確認できない。

狐Wikiでは、

「綺久羅美守毘売と同じ声優が担当し、物語上強い関係を持つ白い獣型存在」

程度に留めるのが安全である。

狐そのものなのか?

綺久羅美守毘売を「狐」と断定する場合には注意が必要である。

公式・シリーズ設定で明確なのは、

太転依である

四足の獣を統べる

後にましろへ化成する

ましろには狐のような耳と尻尾がある

という点である。

一方で、

綺久羅美守毘売の種族名が「狐」

綺久羅美守毘売が妖狐

綺久羅美守毘売が九尾

と公式に分類されているわけではない。

そのため、

「狐系の特徴を持つ太転依」

あるいは、

「後に狐耳・狐尻尾を持つましろへ化成する太転依」

として扱うのが正確である。

妖狐との違い

『タユタマ』シリーズでは、「太転依」という独自の存在分類が使われる。

そのため綺久羅美守毘売や泉戸ましろを、

妖狐

仙狐

九尾

といった日本・中国の伝承上の狐分類へそのまま当てはめるのは適切ではない。

狐に似た外見を持ちながらも、設定上は、

「太転依」

であることが重要である。

狐耳と尻尾

後の泉戸ましろは、人間の少女に近い姿でありながら、狐を思わせる耳と尻尾を残している。

このため『タユタマ』シリーズの狐表現は、

完全な狐

↓

人間への変身

という単純な構造より、

霊的存在「太転依」

↓

人型への化成

↓

動物的特徴として耳・尻尾が残る

という独自の形を取っている。

人と太転依の共存

『タユタマ』シリーズにおける大きなテーマ。

綺久羅美守毘売は、人間と太転依が共存できる世界を望んでいる。

後の『タユタマ -Kiss on my Deity-』では、その願いを実現するために自らの化成であるましろを生み出し、泉戸裕理へ託す。

『タユタマ零』は、こうした綺久羅美守毘売と人間との関係がどのように始まったのかを描く作品として位置付けられる。

狐Wikiでも、単なる狐耳ヒロインとしてではなく、

「人間と人外存在の共存を願う、狐系の特徴を持つ太転依」

という部分まで記載すると本作らしさが伝わる。

鵺

CV:明里芽依

『タユタマ零』に登場する太転依。

後の『タユタマ -Kiss on my Deity-』にも登場する存在である。

名前は妖怪「鵺」を連想させるが、シリーズ設定では一般的な鵺そのものとは異なる独自の太転依である。

狐ではないため、狐Wikiでは綺久羅美守毘売との関係を説明する場合に必要な範囲だけ記載するとよい。

応龍

CV:金通夢科斎

『タユタマ零』に登場する太転依。

後の『タユタマ -Kiss on my Deity-』でも綺久羅美守毘売と関係する強大な太転依の一体として登場する。

名称通り龍系の存在であり、狐ではない。

シリーズ

『タユタマ零』は単独作品ではなく、『タユタマ』シリーズにつながる作品である。

タユタマ零

2026年2月27日発売。

シリーズにおける綺久羅美守毘売と人間との関係を中心に描く作品。

公式ジャンルは「人と太転依が出会うADV」。

タユタマ -Kiss on my Deity-

2008年7月11日に発売されたシリーズ第1作。

500年間封印されていた太転依が解放され、主人公・泉戸裕理が綺久羅美守毘売と出会う。

綺久羅美守毘売は自らの化成である少女「ましろ」を裕理へ託し、人間と太転依の共存を目指す。

タユタマ -It's happy days-

『タユタマ -Kiss on my Deity-』のその後を描くファンディスク。

泉戸ましろも引き続き登場し、綺久羅美守毘売の化成としての設定も受け継がれている。

タユタマ2 -you're the only one-

シリーズ続編。

『タユタマ』世界の人間と太転依の関係をさらに描く作品であり、ましろもシリーズ上重要な存在として関係する。

狐との関係性

『タユタマ零』は、狐だけを題材としたゲームではない。

しかし、作品の中心人物である綺久羅美守毘売が、後に狐を思わせる耳と尻尾を持つ泉戸ましろへ化成するため、シリーズ全体で見ると狐との関係は非常に強い。

綺久羅美守毘売には、

四足の獣を統べる太転依

後に泉戸ましろへ化成する

ましろが狐系の耳と尻尾を持つ

人間と太転依の共存を願う

という特徴がある。

一方で、

妖狐

九尾の狐

狐獣人

といった一般的な狐種族ではなく、「太転依」というシリーズ独自の存在であることは区別しておく必要がある。

主な狐関連キャラクター

綺久羅美守毘売

→CV:松田理沙。四足の獣を統べる強大な太転依。後の『タユタマ -Kiss on my Deity-』では、狐を思わせる耳と尻尾を持つ少女・泉戸ましろへ化成する。

白き獣

→『タユタマ零』に登場する獣型存在。綺久羅美守毘売と同じ松田理沙が演じる。両者の詳細な関係は物語上重要だが、公開公式資料だけでは「狐」と断定できない。

泉戸ましろ

→『タユタマ -Kiss on my Deity-』のメインヒロイン。綺久羅美守毘売の化成であり、人間に近い姿ながら狐を思わせる耳と尻尾を持つ太転依。

まとめ

『タユタマ零』では、後に『タユタマ -Kiss on my Deity-』のメインヒロイン・泉戸ましろへつながる太転依「綺久羅美守毘売」が中心人物として描かれる。

綺久羅美守毘売は四足の獣を統べる強大な太転依であり、後に人間と太転依の共存を実現するため、少女「ましろ」へ化成する。

ましろは狐を思わせる耳と尻尾を持つことから、シリーズ全体では狐との結び付きが非常に強い。一方で、綺久羅美守毘売やましろを「妖狐」「九尾」と分類するのではなく、作品独自の霊的存在「太転依」として扱うことが重要である。

『タユタマ零』は、狐系キャラクターであるましろの根源となる綺久羅美守毘売を描くという点で、狐Wikiにおいてシリーズの始まりを記録する重要な作品である。

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