らぐなどーる あやしきこうていとしゅうえんのやしゃひめ ラグナドール 妖しき皇帝と終焉の夜叉姫
ヒト型へ進化した妖怪たちが暮らす世界「幻妖界」を舞台としたオンラインRPGである。 公式では「ヒト型に進化した妖怪たちがニンゲンを滅ぼす?!」という世界観が掲げられており、ぬりかべ、猫又、天狗、大蛇、河童など、日本の妖怪をモチーフとした多数のキャラクターが登場する。
狐との関係は非常に深く、「妖狐」という独立した種族がゲームシステム上に存在するほか、狐の妖怪たちが暮らす「妖狐ノ國」まで設定されている。
代表的な狐関連キャラクターには、
九尾
天狐
金狐
銀狐
イヅナ
などがいる。
単に狐耳を持つキャラクターが数人登場するのではなく、妖狐が一つの種族・国家として世界設定に組み込まれていることが大きな特徴である。
基本情報
タイトル:ラグナドール 妖しき皇帝と終焉の夜叉姫
略称:ラグナド
ジャンル:オンラインRPG
対応機種:iOS、Android、PCなど
基本プレイ:無料・アイテム課金制
ゲームではキャラクターを編成し、数字の付いたカードを順番につなげる「スピードチェインバトル」を利用して戦う。
登場キャラクターにはそれぞれ「種族」が設定されており、ゲーム上でも、
妖狐
霊獣
奈落
飛天
地走
鬼
などの種族分類が存在する。
妖狐
『ラグナドール』では「妖狐」が明確な種族として設定されている。
実際にイヅナのゲーム内分類は「種族:妖狐」となっており、専用能力にも「自身の種族が妖狐の場合」といった条件が存在する。
そのため本作の狐キャラクターは、
狐をイメージした人間
狐耳を付けた人物
というだけではない。
ゲーム世界に実在する妖怪種族としての「妖狐」である。
日本の狐伝承に見られる、
九尾
天狐
金狐
銀狐
飯綱・イヅナ
油揚げ
などの名称や文化もキャラクター・アイテム・技へ取り入れられている。
妖狐ノ國
狐との関係を見るうえで最も重要なのが「妖狐ノ國」である。
文字通り妖狐たちが暮らす國であり、狐系妖怪が一つの社会・勢力を形成している。
妖狐ノ國に関係する主要人物として、
天狐
金狐
銀狐
貂
などが紹介されている。キャストは天狐が早見沙織、金狐が西山宏太朗、銀狐が梅原裕一郎、貂が加隈亜衣である。
狐を単独の妖怪として扱うのではなく、
狐の国家
指導者
幹部
住民
まで存在することが、『ラグナドール』における狐表現の特徴である。
九尾
妖狐ノ國と深く関係する強大な狐。
「九尾」という名称そのものが、日本や中国をはじめとした東アジアの伝承で知られる「九尾の狐」に由来する。
九尾の狐は、長い年月を生きて強大な妖力を持つ九本尾の狐として知られ、日本では玉藻前や殺生石の伝承とも強く結び付いている。
『ラグナドール』でも九尾は妖狐ノ國にとって極めて重要な存在となっている。
天狐の人物設定では、天狐が九尾から國を任されるほど信頼されていることが語られており、九尾が妖狐社会の上位に位置する存在であることが分かる。
九尾と殺生石
九尾の狐と「殺生石」は、日本の玉藻前伝承で特に有名な組み合わせである。
伝承では、討伐された九尾の狐・玉藻前が石へ姿を変え、周囲の生き物へ害を及ぼしたものが殺生石とされる。
『ラグナドール』でも九尾と殺生石を結び付けたモチーフが使われており、日本の九尾狐・玉藻前伝承を意識した世界観となっている。
ただし、ラグナドールの九尾をそのまま伝承上の玉藻前本人と断定するのではなく、
「九尾狐・殺生石伝承をモチーフとしたラグナドール独自の妖狐」
として扱うのが適切である。
天狐
CV:早見沙織
妖狐ノ國に属する妖狐。
ゲーム上では種族が「妖狐」、所属が「妖狐ノ國」と明記されている。2024年3月1日にプレイアブルキャラクターとして実装された。
妖狐ノ國では非常に重要な立場にあり、九尾に代わって妖狐たちをまとめる指導者として描かれている。
妖主代理
天狐は妖狐ノ國で「妖主代理」として妖狐たちの上に立つ。
九尾から國を任されており、部下や民からも高い信頼を集めている。
一方で本人は他者と距離を置き、私生活も謎に包まれている。
常に静かに微笑み、本心をあまり表へ出さない神秘的な人物として描かれる。
そのため天狐は、
高位の狐
妖狐社会の指導者
神秘的な人物
という「天狐」の名称にふさわしい立場を持つ。
天狐という狐
「天狐」は日本の狐伝承や後世の妖狐分類で、高位の狐を表す名称として使用される。
さまざまな文献や創作で分類は異なるものの、
長い年月を生きた狐
強い霊力を持つ狐
神格に近い狐
などとして描かれることが多い。
『ラグナドール』でも天狐は妖狐ノ國を統率できるほどの高位の人物となっており、伝承上の天狐を思わせる立場が与えられている。
金狐
CV:西山宏太朗
妖狐ノ國の幹部。
主として戦闘を担当する隊長格の人物で、単純な戦闘能力では妖主たちにも匹敵するといわれている。
狐との関係は名前からも明確で、「金狐」という狐伝承に由来する名称が使用されている。
金狐の性格
金狐は戦闘能力が非常に高い一方で、搦め手には弱い人物として描かれる。
明るく騒ぐことが好きで、周囲との交流も積極的。
また、天狐へ強い憧れを持っている。
イヅナへ戦闘を教えた人物でもあり、妖狐同士の師弟・仲間関係を知るうえでも重要なキャラクターである。
金狐という狐
「金狐」は日本の狐伝承や狐の霊格を扱う俗説などで用いられる名称の一つである。
金色の狐や高位の霊狐を指すものとして語られる場合があり、『ラグナドール』ではそれを男性の妖狐キャラクターとして再構成している。
このため本作では、狐キャラクターが女性だけに限定されていない。
銀狐
CV:梅原裕一郎
妖狐ノ國に所属する狐系キャラクターの一人。
公式関連のキャラクター一覧でも、天狐・金狐と並ぶ妖狐ノ國の主要人物として紹介されている。
名前は「銀狐」。
実在するアカギツネの毛色変異として「ギンギツネ」が知られている一方、狐伝承や創作でも銀色の狐は霊的・神秘的な存在として扱われることがある。
『ラグナドール』では妖狐ノ國の人物として登場するため、実在動物としてのギンギツネそのものではなく、「妖狐としての銀狐」として扱うのが適切である。
イヅナ
種族:妖狐
所属:夜叉ノ國
『ラグナドール』に登場する妖狐の一人。
ゲーム上で種族が明確に「妖狐」と設定されている。
一方、所属は妖狐ノ國ではなく「夜叉ノ國」である。
そのため、
妖狐=全員が妖狐ノ國に所属する
わけではないことも分かる。
イヅナと狐
イヅナは狐に関係する要素が能力やゲームシステムにも明確に表れている。
必殺スキルは、
「狐牙嵐六連」
という名称。
さらに専用秘技には、
「自身の種族が妖狐の場合」
という発動条件が設定されている。
つまりイヅナは外見だけの狐キャラクターではなく、ゲーム上でも妖狐として明確に分類されている。
イヅナという名称
「イヅナ」は、日本の狐系の憑き物「飯綱」「イズナ」などを連想させる名称である。
飯綱は管狐と近い存在として語られる場合があり、小型の狐のような霊的存在として伝承されてきた。
ラグナドールのイヅナについても、妖狐という種族と「イヅナ」という名称の組み合わせから、こうした日本の狐・憑き物文化を強く意識したキャラクターと考えられる。
ただし、ゲーム内で「飯綱という妖怪そのものである」と明示されていない限り、
「飯綱・イズナ伝承を連想させる妖狐」
として整理するのが適切である。
油揚げ
イヅナには、ゲームのアビリティとして、
「あぶらーげR 獲得」
という狐を意識した要素が存在する。
「あぶらーげ」は油揚げを崩した表記と考えられ、日本では狐の好物として非常によく知られている。
狐と油揚げの関係は、
稲荷信仰
いなり寿司
きつねうどん
などにも広く見られる文化的イメージである。
『ラグナドール』ではこうした狐の定番イメージまでゲーム内要素として取り入れられている。
妖狐族というゲーム上の種族
『ラグナドール』では妖狐はストーリー設定だけではなく、戦闘システム上でも種族として扱われる。
例えば他のキャラクターには、
「妖狐耐性」
「妖狐キラー」
といった効果が設定されている。
つまり、
妖狐キャラクターがいる
↓
妖狐という種族カテゴリがある
↓
妖狐に対して有効・無効な能力が存在する
という形で、ゲームシステムそのものに狐が組み込まれている。
妖狐ノ國と他国
『ラグナドール』には妖狐ノ國以外にも、
夜叉ノ國
天狗ノ國
大蛇ノ國
鬼ノ國
山獄ノ國
花魁ノ國
など、異なる妖怪を中心とした國が存在する。
その中で妖狐ノ國は「狐の妖怪」を中心に構成された國である。
天狗や大蛇などと並び、狐が一つの大規模な妖怪勢力として扱われていることが分かる。
日本の狐伝承との関係
『ラグナドール』では、日本の狐文化に関する名称が非常に多く使用されている。
九尾
→九尾の狐
天狐
→高位の霊狐
金狐
→金色の狐・霊狐を思わせる名称
銀狐
→銀色の狐
イヅナ
→飯綱・イズナを連想させる名称
殺生石
→玉藻前・九尾狐伝承
油揚げ
→狐の好物という俗信
というように、狐に関する複数の伝承や文化が同一作品へ取り込まれている。
特定の一つの狐伝承だけを再現しているのではなく、日本各地の狐妖怪・狐文化を『ラグナドール』独自のキャラクターや國へ再構成していることが特徴である。
狐との関係性
『ラグナドール』は、これまでのような「狐キャラクターが一人登場するゲーム」とはかなり異なる。
作品全体のテーマは妖怪であり、その妖怪世界の中に狐が大きな勢力として存在する。
狐との関係としては、
妖狐という独立した種族がある
妖狐ノ國が存在する
九尾が存在する
天狐が存在する
金狐・銀狐が存在する
イヅナが妖狐として登場する
殺生石が狐設定へ関係する
油揚げなど狐文化も取り入れられる
妖狐耐性・妖狐キラーなど戦闘システムにも妖狐が存在する
など、非常に多くの要素が確認できる。
そのため本作は、
「狐がゲーム全体の唯一の主題」
ではないものの、
「妖狐が種族・国家・歴史・戦闘システムまで作り込まれた妖怪RPG」
として、狐との関係が非常に深い作品である。
主な狐関連キャラクター
九尾
→九尾の狐をモチーフとする妖狐ノ國の重要存在。
天狐
→CV:早見沙織。妖狐ノ國所属。種族は妖狐。九尾から國を任される指導者。
金狐
→CV:西山宏太朗。妖狐ノ國の戦闘を担う幹部。イヅナの戦闘の師でもある。
銀狐
→CV:梅原裕一郎。妖狐ノ國に属する主要な狐キャラクター。
イヅナ
→種族:妖狐。所属:夜叉ノ國。「狐牙嵐六連」を使用し、油揚げに関係するゲーム内要素も持つ。
まとめ
『ラグナドール』では、妖狐は単なるキャラクターモチーフではなく、一つの種族として設定されている。
さらに「妖狐ノ國」が存在し、九尾、天狐、金狐、銀狐など日本の狐伝承を思わせる妖怪たちが國の主要人物として登場する。
イヅナのように妖狐ノ國以外で生活する妖狐も存在し、戦闘システムにも「妖狐」という種族分類や妖狐耐性などが組み込まれている。
九尾、天狐、殺生石、飯綱、油揚げといった多様な狐文化を一つの世界へ取り込んでいるため、狐を扱うゲームの中でも特に狐関連設定が豊富な作品である。