げんしん 原神
HoYoverseが展開するオープンワールドアクションRPGである。 2020年9月28日にサービスを開始し、プレイヤーは「旅人」となって幻想世界「テイワット」の各国を巡り、生き別れた兄妹を探しながら世界の秘密へ迫っていく。戦闘では複数のキャラクターを切り替え、炎・水・雷・氷・風・岩・草などの元素を組み合わせて戦う。 本作そのものが狐を主題としたゲームではないが、雷の国「稲妻」では狐が文化・信仰・妖怪・歴史と深く結び付いている。 特に、 八重神子 狐斎宮 白辰一族 天狐・地狐 花散里 稲妻に暮らす狐 などが重要な狐関連要素となっている。
基本情報
タイトル:原神
英題:Genshin Impact
ジャンル:オープンワールドアクションRPG
サービス開始日:2020年9月28日
開発:miHoYo/HoYoverse
対応機種:PC、PlayStation 4、PlayStation 5、iOS、Android、Xbox Series X|Sなど
基本プレイ:無料
Xbox Series X|S版は2024年11月20日にサービスを開始している。
ゲーム概要
主人公である双子の旅人は、未知の神との戦いによって兄妹と離れ離れになる。
その後、テイワットで目を覚ました旅人は、案内役のパイモンとともに七つの国を巡りながら、生き別れた兄妹を探す旅へ出る。
テイワットには、
人間
神
仙人
妖怪
精霊
魔物
など多種多様な存在が暮らしている。
狐との関係が特に深いのが、日本文化を強くモチーフとした雷の国「稲妻」である。
稲妻では狐は単なる野生動物として存在するだけでなく、古くから人間と共存してきた妖怪の一種としても描かれている。狐の一族、神社、石像、伝承など、地域の歴史そのものにも狐が深く関わっている。
八重神子
CV:佐倉綾音
『原神』を代表する狐キャラクター。
稲妻にある「鳴神大社」の宮司であり、小説出版社「八重堂」の編集長でもある。
公式では、
「鳴神大社の大巫女であり、狐の血統を継ぐ者」
と明確に紹介されている。
雷元素を扱う★5キャラクターとしてプレイヤーが操作できる。
八重神子と狐
八重神子は、単に狐をイメージした衣装を着た人間ではない。
狐の血統を受け継ぐ「仙狐」であり、原神世界に実在する狐の妖怪である。
キャラクターストーリーでは、かつて稲妻に天狗、鬼、妖狸、仙狐などさまざまな妖怪が暮らしていたことが語られており、その中でも白辰狐王の血筋は特に尊い狐の一族として扱われていた。
八重神子もその狐の系譜に連なる存在である。
そのため狐キャラクターとしては、
仙狐
妖怪
狐の血統
人型へ変化した狐
神社の宮司
という特徴を持つ。
外見
八重神子は人間の女性に近い姿をしているが、頭部には大きな狐耳を持つ。
桃色の髪と白・赤を基調とした巫女風の衣装を身に着けており、狐と神社・巫女という日本文化的なモチーフを組み合わせたデザインとなっている。
普段は人型で生活しているが、八重神子には狐としての本来の姿も存在する。
好感度を上げることで入手できる名刺「八重神子・夢狐」の説明にも、神子の「狐姿」について触れられている。
仙狐
八重神子を象徴する言葉の一つが「仙狐」である。
命ノ星座は「仙狐座」。
伝説任務も「仙狐の章」と名付けられている。
原神世界では、狐にも力や格による違いが存在することが示されており、八重神子は非常に高位の狐として描かれている。
キャラクター紹介でも雷電影から、
月光の森で見た霊妙な仙狐
として語られている。
狐としての能力
八重神子は雷元素を使用する法器キャラクターである。
元素スキルでは「殺生櫻」と呼ばれる狐を連想させる装置を設置し、周囲の敵へ雷元素攻撃を行う。
元素爆発では「大密法・天狐顕現」を使用する。
命ノ星座や能力名称にも、
仙狐
野狐
天狐
など狐に関係する言葉が多数使用されており、狐としての設定が戦闘システムへも反映されている。
油揚げ
八重神子の好物として特に有名なのが油揚げである。
公式キャラクターエピソード「狐の愛する物」でも、
小説
油揚げ
面白い人々
などが神子の好きなものとして紹介されている。
日本では狐と油揚げが古くから強く結び付けられており、稲荷信仰や「きつねうどん」「いなり寿司」など、現代の食文化にもそのイメージが残っている。
八重神子にも、この「狐は油揚げが好き」という日本的な狐イメージが取り入れられている。
狐斎宮
読み:きつねさいぐう
稲妻の歴史において非常に重要な狐。
白辰一族の狐であり、かつて鳴神大社に関係していた存在である。
ゲーム本編が始まる約500年前にはすでに活躍しており、雷電影の友人でもあった。
狐斎宮は「白辰の狐」とも呼ばれ、仙狐として崇められるほどの存在だった。
狐斎宮と鳴神大社
狐斎宮は鳴神大社と深い関係を持つ。
現在の宮司は八重神子だが、そのはるか以前には狐斎宮が神社や稲妻の妖怪たちと深く関わっていた。
狐斎宮は人間だけでなく、
天狗
鬼
妖狸
狐
など多くの妖怪たちとも交流していた。
妖狸の五百蔵とは張り合うことも多く、かくれんぼなどを通して関係を築いていた。
狐斎宮の最期
約500年前、テイワット各地を襲った大災害によって、稲妻にも大きな被害が発生した。
狐斎宮もこの災厄へ立ち向かったが、最終的には「闇の意志」に呑み込まれ、帰ることはなかった。
しかし、その記憶の一部は完全には消えず、後の「神櫻大祓」の物語へつながっていく。
狐斎宮本人はゲーム開始時点ですでに故人だが、
世界任務
武器
アイテム説明
稲妻の歴史
他キャラクターの記憶
などを通して、その存在を知ることができる。
花散里
「神櫻大祓」に登場する謎の巫女。
仮面を着けた人物として旅人の前に現れ、稲妻各地に存在する穢れを祓うため、神櫻大祓を進めるよう依頼する。
物語の終盤では、花散里自身が狐斎宮の記憶と深く関係する存在であることが明らかになる。
狐斎宮が災厄に呑み込まれた後、その記憶の残滓が穢れの中に残り、そこから花散里が形成された。
そのため花散里自身を単純に「一匹の狐」と分類することはできないが、狐斎宮の記憶を受け継いだ存在として、狐関連ストーリーを理解するうえで欠かせない人物である。
神櫻大祓
稲妻で発生する長編世界任務。
旅人は花散里の依頼を受け、鳴神島各地に存在する結界を浄化していく。
物語では、
狐斎宮
天狐
地狐
妖狸
神櫻
白辰一族
など、稲妻の狐・妖怪文化に関する多くの情報が描かれる。
狐関連の設定を知るうえでは、『原神』でも特に重要な世界任務の一つである。
白辰一族
稲妻に存在した有力な狐の一族。
一族の名は「白辰」に由来し、影向山周辺の神社などと深く関係していた。
白辰一族からは強力な大妖怪が代々現れたとされ、稲妻の妖怪社会でも特別な一族として扱われていた。
代表的な人物として、
白辰
狐斎宮
八重神子
などがいる。
そのため八重神子と狐斎宮は、単に同じ「狐の妖怪」というだけでなく、白辰一族という古い狐の系譜によってつながっている。
白辰
白辰一族の祖とされる狐。
原神の現在の物語では直接登場していないが、稲妻の狐の歴史を語るうえで重要な存在である。
白辰一族という名称そのものが彼女に由来している。
狐斎宮や八重神子へとつながる狐の血統の起点となる存在であり、原神世界における古い狐文化の象徴の一つとなっている。
天狐と地狐
狐斎宮には「天狐」と「地狐」と呼ばれる狐たちが仕えていた。
花散里によれば、天狐と地狐は狐斎宮の使者であった。
狐斎宮が姿を消した後、彼女の帰還を待つために自ら石像となり、力を保存したと語られている。
現在の稲妻にも多数の狐の石像が残されており、神社や森、道沿いなどで見ることができる。
地狐の石像
稲妻各地には、小型の狐をかたどった「地狐」の石像が存在する。
世界任務「神櫻大祓」では、「追憶のレンズ」を使って地狐像を見ることで、過去の出来事や隠された情報を確認できる。
単なる景観用の石像ではなく、狐斎宮やかつての稲妻に関する記憶を残す存在としてゲームシステムにも組み込まれている。
狐を題材とした石像そのものが謎解きに使用される点は、『原神』における特徴的な狐表現の一つである。
白辰の輪
狐斎宮と深い関係を持つ★4法器。
世界任務「神櫻大祓」を進めることで鍛造に必要な図譜を入手できる。
説明文では、
「過去の『狐斎宮』の想いが込められた法器」
とされている。
そのため単なる狐模様の武器ではなく、狐斎宮本人の記憶や思いと直接結び付いた装備である。
有楽斎
稲妻の過去に存在した狐の妖怪の一人。
狐斎宮や八重神子と同じく、稲妻に存在する狐の妖怪文化に関係する人物である。
八重神子の伝説任務「仙狐の章」では、過去の妖怪たちや狐にまつわる物語が重要な題材となり、現在では失われつつある稲妻の妖怪文化が描かれる。
八重神子自身が長命な仙狐であるため、人間とは異なる時間を生き、かつて存在した妖怪たちを知る人物として描かれている。
稲妻の狐
稲妻では妖怪だけでなく、野生動物としての狐も見ることができる。
狐はプレイヤーがフィールド上で出会える野生生物の一つである。
稲妻文化とは古い関係を持ち、伝承では現在の狐たちは過去に狐斎宮の眷属であったとも語られている。
そのため稲妻では、
野生動物としての狐
妖怪としての狐
神社に仕える狐
石像となった狐
という複数の狐表現が同じ地域に共存している。
狐と妖狸
原神の稲妻には、狐のほかに「妖狸」と呼ばれる狸の妖怪も存在する。
過去には狐と狸の間で土地を巡る争いがあったことも語られており、最終的に狸側は神櫻や影向山を狐へ譲ったとされる。
狐斎宮と妖狸の五百蔵の関係にも、この狐と狸という文化的な対比が取り入れられている。
一方で両者は完全な敵対関係ではなく、狐斎宮と五百蔵のように、互いに競い合いながらも信頼を持つ関係も描かれている。
狐と鳴神大社
『原神』における狐文化の中心となる場所が鳴神大社である。
鳴神大社は稲妻の鳴神島に存在する神社で、現在は仙狐である八重神子が宮司を務めている。
過去には狐斎宮も神社と深く関係していた。
さらに周辺には、
狐の石像
神櫻
白辰一族
天狐・地狐
など狐に関係する存在が数多く残されている。
そのため鳴神大社周辺は、『原神』の狐関連設定が特に集中している場所である。
神櫻と狐
鳴神大社には巨大な御神木「神櫻」が存在する。
神櫻は稲妻を守る重要な存在であり、その根は鳴神島各地へ広がっている。
神櫻大祓は、神櫻の根に蓄積した穢れを定期的に浄化するための儀式である。
この儀式と狐斎宮、花散里、天狐・地狐が深く関係しているため、神櫻は『原神』の狐文化を理解するうえでも重要な存在となっている。
狐と稲妻文化
『原神』における狐は、単独のキャラクターモチーフに留まらない。
稲妻では、
神社
巫女
妖怪
狐の石像
油揚げ
天狐
地狐
仙狐
白狐
神櫻
狐の一族
など、多数の要素が狐と結び付いている。
日本の稲荷信仰、妖狐伝承、狐の変化、神使としての狐などを連想させる文化を取り入れながら、『原神』独自の「狐という妖怪種族」として再構成している点が特徴である。
狐との関係性
『原神』そのものは狐を主題としたゲームではない。
しかし、稲妻という一地域に限って見ると、狐との関係は非常に深い。
八重神子は現在も生きる仙狐としてプレイアブルキャラクターになっており、狐斎宮は稲妻の過去と神櫻大祓に大きな影響を残している。
さらに、
白辰一族
天狐
地狐
狐の石像
野生の狐
鳴神大社
神櫻
などが一つの歴史と文化の中で結び付いている。
そのため本作では、
「狐耳のキャラクターが登場する」
だけでなく、
「狐という妖怪種族が地域の歴史・神社・信仰・文化を形成している」
という規模で狐が世界観へ組み込まれている。
特に稲妻編は、『原神』における狐文化を知るうえで最も重要な地域・物語となっている。
主な狐関連要素
八重神子
→狐の血統を継ぐ仙狐。鳴神大社の宮司。プレイアブルキャラクター。
狐斎宮
→白辰一族の狐。かつて稲妻で崇められていた仙狐。
白辰
→白辰一族の祖となる狐。
白辰一族
→稲妻に存在した有力な狐の一族。
花散里
→狐斎宮の記憶と穢れから生まれた存在。
天狐
→狐斎宮の使者となった高位の狐。
地狐
→狐斎宮の使者。現在は多数が石像として残る。
白辰の輪
→狐斎宮の想いが込められた法器。
神櫻大祓
→狐斎宮や花散里、天狐・地狐の歴史に深く関わる世界任務。
鳴神大社
→八重神子が宮司を務め、狐文化が集中する神社。
稲妻の狐
→野生生物として存在する狐。稲妻の文化や伝承とも深く関係する。
狐ゲームとしての分類
狐が主人公:非該当
狐がゲーム全体の主要テーマ:非該当
狐のプレイアブルキャラクター:該当
仙狐:該当
妖怪としての狐:該当
狐の血統:該当
狐の一族:該当
人型へ変化する狐:該当
野生の狐:該当
天狐:該当
地狐:該当
白狐:該当
狐の石像:該当
狐と神社の関係:該当
狐と油揚げ:該当
狐を中心とした世界任務:該当
狐の伝承・信仰をモチーフとした設定:該当
『原神』では、稲妻を中心として狐が非常に重要な存在となっている。
現在の鳴神大社を取り仕切る仙狐・八重神子、かつて稲妻で崇められていた狐斎宮、古い狐の血統である白辰一族、狐斎宮に仕えた天狐・地狐など、狐に関係する歴史が長い年月を通して描かれている。
日本の妖狐や神社と狐の関係を思わせる文化を取り入れながら、『原神』独自の狐の一族・妖怪文化として発展させていることが、本作における最大の狐要素である。