がーるずくりえーしょん しょうじょげいじゅつきたん ガールズクリエイション -少女藝術綺譚-
歴史上の芸術家や美術作品をモチーフとした戦略シミュレーションRPGである。 舞台は、藝術の神々によって生み出されたとされる街「アテネス」。プレイヤーは寂れた「夢幻美術館」の新任館長となり、藝術家や、美術作品から生まれた「イマージュ」たちとともに、人を傷つける「死の芸術」をめぐる事件へ立ち向かう。藝術家は実在した芸術家を、イマージュは芸術作品を擬人化したキャラクターとして登場する。
本作そのものが狐を題材としているわけではないが、妖怪画で知られる鳥山石燕をモチーフとした藝術家「セキエン」に、狐・妖狐を題材とした複数のスタイルが存在する。
特に、
セキエン[舞い散る火の狐]
セキエン[九尾の妖狐姫]
が明確な狐関連要素となっている。
基本情報
タイトル:ガールズクリエイション -少女藝術綺譚-
略称:ガークリ
ジャンル:戦略シミュレーションRPG
提供:DMM GAMES
対応機種:PCブラウザ、DMM GAME PLAYER、Android、SPクラウド版など
本作では藝術家そのものに複数の「スタイル」が用意されており、同じキャラクターでも衣装やモチーフ、戦闘能力の異なる姿が登場する。
そのため狐との関係も、
「セキエンという人物自体が狐である」
という設定ではなく、
「セキエンの特定スタイルで狐・妖狐が題材となっている」
という形で整理する必要がある。
セキエン
CV:深水もみじ
『ガールズクリエイション』に登場する藝術家の一人。
モチーフとなった人物は、江戸時代の絵師「鳥山石燕」である。
公式プロフィールでは、
誕生日:9月22日
身長:148cm
スリーサイズ:78 / 53 / 73
と設定されている。
妖怪好きの藝術家
セキエンを象徴する最大の特徴は「妖怪」である。
公式では、
「妖怪をこよなく愛する、自称名探偵にして迷探偵」
と紹介されている。
明るく人懐っこく、困っている人物を放っておけない一方、妖怪が好きすぎるあまり、どのような事件でも妖怪と結び付けて推理してしまう。
これはモチーフとなった鳥山石燕が、『画図百鬼夜行』をはじめ多数の妖怪画を残した絵師であることを反映したキャラクター設定である。
そのためセキエンには、
妖怪
怪異
妖怪画
妖怪を題材とした衣装
などが取り入れられ、その一つとして狐・妖狐も扱われている。
通常のセキエンは狐ではない
通常のセキエン自身は、公式プロフィール上では狐や妖狐として設定されていない。
通常衣装でも狐耳を持つキャラクターではなく、あくまで鳥山石燕をモチーフとした人間型の藝術家である。公式プロフィールでも獣人や狐といった種族設定は記載されていない。
そのため、
「セキエン=妖狐」
と分類するのは正確ではない。
狐Wikiでは、
「狐・妖狐を題材としたスタイルを持つ藝術家」
として扱うのが適切である。
セキエン[舞い散る火の狐]
2024年7月31日に開催されたイベント「Summer Night Sparkle」に合わせて登場したセキエンの★5スタイル。
正式名称は、
「セキエン★5スタイル[舞い散る火の狐]」
である。
この名称には明確に「狐」が使用されている。
Summer Night Sparkle
「舞い散る火の狐」が登場したイベント。
2024年夏に開催され、暑い夏の日にアテネスを盛り上げる藝術イベントを企画する物語が描かれた。
ゴッホやセキエンもイベントへ協力するが、貴族のもとへ脅迫状が届いたことで事件へ発展していく。
このイベントのピックアップガチャで、
セキエン[舞い散る火の狐]
ゴッホ[星降る夜の誘惑]
が新たに登場した。
「火の狐」という名称
「舞い散る火の狐」という名称は、
狐
火
という二つの要素を組み合わせている。
狐と火の組み合わせは、日本の伝承では「狐火」を強く連想させる。
狐火は、夜間に正体不明の火が連なって見える怪異として知られ、狐が灯した火であるなどと語られてきた。
鳥山石燕自身も妖怪や怪異を多数絵画化した人物であるため、妖怪好きのセキエンと「火の狐」という題材は非常に相性がよい。
ただし、このスタイルの公式名称はあくまで「舞い散る火の狐」であり、公式から明確に「狐火そのもの」と説明されていることまでは確認できない。
そのため、
「狐火をモチーフとしている可能性が高い」
とは考えられるものの、Wikiでは「狐と火を組み合わせたスタイル」とするのが確実である。
セキエン[九尾の妖狐姫]
2026年2月27日に登場したセキエンの★5スタイル。
正式名称は、
「セキエン★5スタイル[九尾の妖狐姫]」
である。
狐との関係という点では、『ガールズクリエイション』で特に重要なスタイルである。
名称に、
九尾
妖狐
が明確に使用されており、日本や東アジアの九尾狐伝承を直接意識したデザインであることが分かる。
九尾の妖狐
九尾の狐は、中国・日本など東アジアの伝承に広く登場する、九本の尾を持つ狐の霊獣・妖怪である。
日本では特に玉藻前の伝承などと結び付けられている。
セキエン[九尾の妖狐姫]では、その代表的な狐妖怪である「九尾の妖狐」がスタイル名そのものへ採用されている。
通常のセキエンは狐ではないものの、この姿では九尾妖狐を題材とした衣装・表現へ変化する。
そのため狐Wikiでは、
「九尾妖狐をモチーフとしたセキエンの別スタイル」
として分類できる。
桃の宴と乙女たちの恋の花
[九尾の妖狐姫]が登場したイベント。
2026年2月27日から「桃の宴と乙女たちの恋の花」が開催された。
同イベントに合わせたピックアップガチャでは、
ゴッホ[桃香る雛の祈り]
セキエン[九尾の妖狐姫]
アングル[雅なる春の奏楽]
が新たに登場した。
このうちセキエンだけが九尾・妖狐という明確な狐モチーフを持つ。
鳥山石燕と狐
セキエンのモデルとなった鳥山石燕は、江戸時代の妖怪画家として知られる。
代表作には、
『画図百鬼夜行』
『今昔画図続百鬼』
『今昔百鬼拾遺』
『百器徒然袋』
などがある。
石燕の妖怪画には狐に関係する怪異も含まれており、狐・妖狐は鳥山石燕という題材と非常に親和性が高い。
『ガールズクリエイション』でも、セキエンは公式プロフィールで「妖怪をこよなく愛する」人物として設定されている。
そのため狐スタイルの登場も、単に人気のある動物モチーフを追加しただけではなく、
鳥山石燕
↓
妖怪画
↓
狐妖怪・九尾妖狐
↓
セキエンの狐スタイル
というつながりで理解することができる。
狐と妖怪
『ガールズクリエイション』における狐要素は、実在動物としての狐よりも「妖怪としての狐」が中心となっている。
特にセキエンでは、
火の狐
九尾
妖狐
といった超自然的・伝承的な狐が採用されている。
これは、
ホッキョクギツネ
フェネック
アカギツネ
など実在する狐を擬人化したキャラクターとは性質が異なる。
セキエンの場合は「妖怪画家・鳥山石燕」をルーツとする藝術家であるため、日本の妖怪文化の一部として狐が取り入れられている。
藝術家とスタイル
本作では一人の藝術家に複数のスタイルが存在する。
そのためセキエンについても、
通常のセキエン
→妖怪好きの藝術家。狐そのものではない。
[舞い散る火の狐]
→狐と火を題材とした★5スタイル。
[九尾の妖狐姫]
→九尾妖狐を題材とした★5スタイル。
という違いがある。
狐Wikiで掲載する際には、この区別が重要である。
「セキエンというキャラクターの種族が妖狐」
なのではなく、
「セキエンが狐や九尾妖狐を題材としたスタイルになる」
という作品である。
狐との関係性
『ガールズクリエイション -少女藝術綺譚-』そのものは狐を主題としたゲームではない。
作品全体の中心は、
藝術家
美術作品
イマージュ
夢幻美術館
死の芸術
である。
狐との関係では、鳥山石燕をモデルとしたセキエンが特に重要である。
セキエンは通常時から妖怪をこよなく愛する人物として設定されており、後に、
[舞い散る火の狐]
[九尾の妖狐姫]
という二つの狐関連★5スタイルが登場した。
特に[九尾の妖狐姫]は、「九尾」「妖狐」という狐伝承を直接示す名称を持つ。
そのため本作は、
「狐キャラクターが常時登場するゲーム」
というより、
「妖怪画家をモチーフとした藝術家が、狐妖怪を題材とする姿へ変化するゲーム」
として狐との関係を持つ。
主な狐関連キャラクター・スタイル
セキエン
→鳥山石燕をモチーフとした藝術家。妖怪をこよなく愛するが、通常時は狐ではない。
セキエン[舞い散る火の狐]
→2024年7月31日登場の★5スタイル。名称に「狐」と「火」が使用されている。
セキエン[九尾の妖狐姫]
→2026年2月27日登場の★5スタイル。「九尾」「妖狐」が名称へ明確に使用されている。
まとめ
『ガールズクリエイション -少女藝術綺譚-』では、妖怪画家・鳥山石燕をモチーフとした藝術家「セキエン」に、狐を題材とした複数のスタイルが存在する。
2024年には[舞い散る火の狐]、2026年には[九尾の妖狐姫]が登場しており、特に後者では日本・東アジアを代表する狐妖怪である九尾狐が明確にモチーフとして採用されている。
通常のセキエン自身を狐とするのではなく、「妖怪を愛する藝術家が狐妖怪を題材とした姿になる」という点が、本作における狐との関係の特徴である。