にっかういすきー きたきつねのおやこ ニッカウヰスキー キタキツネの親子
ニッカウヰスキーがかつて販売していた、キタキツネの親子をモチーフとするウイスキーである。 最大の特徴は通常のガラス瓶ではなく、キタキツネの親子を立体的に表現した陶器製ボトルが採用されていることである。 現在はニッカウヰスキーの公式商品一覧には掲載されておらず、過去に販売された商品として、古酒市場やウイスキーのコレクター市場などで流通している。
商品名:キタキツネの親子
製造:ニッカウヰスキー
種類:ウイスキー
容量:600ml
アルコール度数:43%
容器:陶器ボトル
狐との関わり
本商品では、北海道を代表する野生動物の一つであるキタキツネが、商品そのもののモチーフとなっている。
陶器ボトルには、親ギツネと子ギツネを組み合わせた姿が立体的に表現されており、「キタキツネの親子」という名称もそのデザインをそのまま表している。
単にラベルへ狐を描いたウイスキーではなく、
・商品名が「キタキツネの親子」
・容器そのものがキタキツネを表現している
・親子のキツネが立体造形されている
という、非常に直接的な狐との関係を持つ商品である。
そのため「ふぉくすなっ♪」では、狐ラベルの酒とは別に、「狐そのものを容器化した酒」としても紹介価値が高い。
キタキツネ
キタキツネは、北海道に生息するアカギツネの亜種として知られている。
ニッカウヰスキーは北海道余市町に余市蒸溜所を持っており、ニッカの歴史と北海道との結び付きは非常に深い。現在も「シングルモルト余市」はニッカを代表するウイスキーの一つとして製造されている。
ニッカウヰスキー自体も1934年、竹鶴政孝によって北海道余市町で設立された大日本果汁株式会社を前身としている。
その北海道を象徴する野生動物としてキタキツネを取り上げた商品は、ニッカと北海道という土地の関係を視覚的に表したものとして見ることもできる。
ただし、「北海道を象徴するためキタキツネを採用した」という具体的な命名・デザイン理由について、現在確認できるニッカ公式資料には説明が残されていない。
そのため、採用理由については推測せず、北海道に本拠を置いてきたニッカの商品にキタキツネが採用されたという事実までにとどめるのが適切である。
陶器ボトル
「キタキツネの親子」を特徴付ける最大の要素が、陶器製のボトルである。
一般的なウイスキーではガラス瓶にラベルを貼る形式が多いが、本商品は容器自体をキタキツネの造形物として制作している。
中古流通市場でも「キタキツネの親子 陶器ボトル」として扱われており、酒そのものだけでなく、空瓶もコレクションアイテムとして残されている。
ウイスキーを飲み終えた後にも、キタキツネの置物として楽しめるデザインだったことが、この商品の大きな魅力である。
ニッカウヰスキーと北海道
ニッカウヰスキーの歴史は北海道と深く結び付いている。
創業者の竹鶴政孝は、日本で本格的なスコッチタイプのウイスキーを造るため、スコットランドに似た自然環境を求めて北海道余市を選んだ。
1934年に余市で大日本果汁株式会社を設立し、これが後のニッカウヰスキーとなった。現在もニッカの本店所在地は北海道余市町に置かれている。
余市蒸溜所では現在も伝統的な石炭直火蒸溜が受け継がれており、「シングルモルト余市」は同蒸溜所を代表する商品となっている。
北海道のキタキツネを大胆に取り入れた本商品のデザインは、こうしたニッカと北海道との関係を知るうえでも興味深い。
ウイスキーの仕様
現在確認できる中古流通資料では、「キタキツネの親子」は、
容量:600ml
アルコール度数:43%
のウイスキーとして確認できる。
一方で、現在のニッカ公式サイトには商品情報が残されていないため、
・発売年
・販売終了年
・使用原酒
・ブレンデッドウイスキーかどうか
・正式な販売価格
・販売地域
などについては、確実な一次資料を確認できない。
「ふぉくすなっ♪」では、こうした不明な情報を推測で補わず、「確認できる旧商品情報」として記録しておくのがよい。
現在の入手について
「キタキツネの親子」は、現在ニッカウヰスキー公式の商品一覧には掲載されていない。
そのため新品の現行商品ではなく、主に古酒、中古酒、空ボトルなどとして流通している。
特に陶器ボトルという性質から、中身のウイスキーを目的とした商品だけでなく、
・未開栓の古酒
・空瓶
・陶器製置物
・ウイスキーコレクション
として取引される場合もある。
古いウイスキーの場合、中身の品質や保存状態は保管環境によって大きく異なるため、現在入手する場合は保存状態などの確認も必要である。
豆知識
「キタキツネの親子」は、狐をラベルに描くだけではなく、酒を入れるボトルそのものをキツネにした珍しい商品である。
これまで紹介してきた狐関連酒には、
・狐の商品名を持つ酒
・狐伝承をテーマにした酒
・ラベルに狐を描いた酒
・狐をブランドキャラクターにした酒
などがあるが、「キタキツネの親子」は陶器造形そのものが狐という点で特徴的である。
さらに親ギツネだけではなく「親子」を題材としている点も珍しく、キタキツネの家族という自然動物としての狐を前面に出した商品となっている。
ニッカの創業地・余市を含む北海道とキタキツネという組み合わせもあり、狐と北海道の酒文化を結び付ける歴史的な商品として「ふぉくすなっ♪」に残しておきたい一本である。
関連項目
- ニッカウヰスキー
- 余市蒸溜所
- キタキツネ
- 北海道
- 竹鶴政孝
- ウイスキー
- 陶器ボトル
タグ