きつねのよめいり/りーがるりりー キツネの嫁入り/リーガルリリー
日本のロックバンド・リーガルリリーによる楽曲である。2020年2月5日に発売された1stフルアルバム『bedtime story』に収録されており、全12曲中5曲目にあたる。 作詞・作曲はボーカル&ギターのたかはしほのかが担当している。タイトルは日本で「天気雨」などを指す「キツネの嫁入り」という言葉から取られているが、その由来には楽曲制作中に起こった不思議な偶然が関係している。
基本情報
タイトル:キツネの嫁入り
アーティスト:リーガルリリー
作詞:たかはしほのか
作曲:たかはしほのか
編曲:リーガルリリー
収録アルバム:bedtime story
発売日:2020年2月5日
収録順:5曲目
楽曲時間:約2分55秒
『bedtime story』はリーガルリリーにとって初のフルアルバムで、「ベッドタウン」「GOLD TRAIN」「1997」「ハナヒカリ」など全12曲を収録している。
楽曲について
「キツネの嫁入り」は、たかはしほのか自身の実体験をもとに制作された楽曲である。
たかはしほのかはインタビューで、救急車のサイレンを聞くと思い出す実体験についての曲であると語っている。楽曲のプリプロダクション中、救急車について歌っていたところ、本当に近くへ救急車がやって来たという。さらに、そのサイレンの音と曲のキーが偶然合っていたため、実際に録音して楽曲へ取り入れることになった。
そうした不思議な偶然を経験したことで、たかはしは「キツネの仕業なのかな」と感じ、「キツネの嫁入り」というタイトルを付けたと説明している。また、嫌な思い出を忘れるため、そしてその経験を面白おかしく昇華したいという気持ちも制作に込められている。
現実の出来事を題材としながら、偶然起こった不可思議な現象を「キツネの仕業」と捉えることで、どこか幻想的な作品へと変化させている。
キツネとの関係
本作におけるキツネとの関係で特に重要なのは、「キツネの嫁入り」というタイトルが付けられた経緯である。
日本では、晴れているにもかかわらず雨が降る「天気雨」を「狐の嫁入り」と呼ぶことがある。また、狐が人間には理解できない不思議な現象を引き起こすという考え方は、日本の昔話や伝承にも数多く見られる。
本作でも、制作中に現実とは思えないほど偶然が重なった出来事について、たかはしほのか自身が「キツネの仕業なのかな」と捉えたことがタイトルの直接的な由来となっている。
そのため、本作では動物としてのキツネが主人公として登場するわけではない。「不可思議な出来事を起こす存在としてのキツネ」という、日本文化の中で育まれてきた狐のイメージがタイトルに利用されている楽曲である。
実体験から生まれた出来事と狐の神秘的なイメージを結び付けた、現代的な「狐の仕業」の表現として見ることのできる作品である。
リーガルリリーについて
リーガルリリーは、日本のロックバンドである。
「キツネの嫁入り」を収録した『bedtime story』は2020年2月5日に発売された1stフルアルバムで、オルタナティブロックやシューゲイズなどの影響を感じさせるサウンドと、たかはしほのかによる映像的な歌詞世界を特徴としている。
「キツネの嫁入り」では、個人的な記憶と偶然起きた不可思議な出来事を、狐にまつわる言葉へ落とし込むことで独特の世界観を生み出している。