どめーぬ・ぼーるなーる ドメーヌ・ボールナール
Domaine Bornardは、フランス東部のジュラ地方、ピュピラン村を拠点とするワイン生産者である。 フィリップ・ボールナールによって2005年にドメーヌが設立され、ジュラ地方の伝統的なブドウ品種を用いた自然なワイン造りで知られるようになった。現在は息子のトニー・ボールナールが中心となってドメーヌを引き継いでいる。 ピュピラン周辺の畑では、プールサール、トゥルソー、サヴァニャン、シャルドネ、ピノ・ノワールなどが栽培されており、赤・白・ヴァン・ジョーヌなど多彩なワインが造られている。 そしてドメーヌ・ボールナールを象徴する存在が、ワインラベルに描かれた鮮やかなオレンジ色のキツネである。
狐との関わり
ドメーヌ・ボールナールのワインでは、長年にわたりキツネがシンボルとして使用されている。
フィリップ・ボールナール時代のラベルには、オレンジ色のキツネが大きく描かれており、特徴的なエチケットとしてワイン愛好家の間でもよく知られている。現在のトニー・ボールナールもキツネのロゴを引き継いでいるが、デザインは以前よりシンプルなものへと変更されている。
キツネが採用された理由については、姓の「Bornard」とフランス語でキツネを意味する「renard」の響きが似ていることとの関係が紹介されている。
そのためキツネは単なる一つのワインのイラストではなく、ドメーヌそのものを表す象徴的な存在となっている。
歴史
フィリップ・ボールナールは、1970年代からピュピランのワイン協同組合でワイン造りに携わり、その後ブドウ栽培に専念した。
2005年に自身のドメーヌ「Domaine Bornard」を設立し、ジュラの自然環境や土地の個性を生かしたワイン造りを本格的に開始した。
息子のトニー・ボールナールも独自にワイン造りを行っていたが、2017年にフィリップが引退した後、父のドメーヌと自身の事業を統合してワイン造りを引き継いだ。
現在もボールナール家によるワイン造りは続いており、キツネのシンボルも受け継がれている。
ワインの特徴
ドメーヌ・ボールナールの畑は、ジュラ地方のアルボワ・ピュピランやコート・デュ・ジュラなどに位置する。
この地域には石灰岩や粘土を含む土壌が広がり、標高の高い畑でブドウがゆっくり成熟する。
栽培では有機農法が採用されており、現在のドメーヌはオーガニック認証を受けている。
代表的な品種には、
・プールサール
・トゥルソー
・ピノ・ノワール
・シャルドネ
・サヴァニャン
・ムロン・ア・クー・ルージュ
などがある。
ジュラらしい軽やかな赤ワインから白ワイン、長期熟成されるヴァン・ジョーヌまで、さまざまなタイプのワインが造られている。
キツネのラベル
フィリップ・ボールナール時代のラベルでは、オレンジ色のキツネが顔を上に向けた姿で大きく描かれている。
赤ワインではキツネが右上を向き、白ワインでは左上を向くデザインが採用された商品もあり、ボールナールのワインを見分ける特徴の一つとなっている。
その個性的な姿から、日本の販売店でも「ジュラのオレンジのキツネ」などと紹介されることがある。
トニー・ボールナールへ世代交代した後もキツネのロゴは残されており、親子二代にわたってドメーヌを象徴する存在となっている。
主なワイン
ドメーヌ・ボールナールでは多数のキュヴェが造られている。
代表的なものには、
・ラ・シャマード
・ル・ガルド・コー
・レド・メモワール
・オー・フィル・デ・ジェネラシオン
・コート・デュ・ジュラ ヴァン・ジョーヌ
などがある。
ヴィンテージやキュヴェによって使用するブドウ品種や醸造方法が異なるため、同じキツネのラベルを持ちながらさまざまな味わいを楽しめることも魅力である。
豆知識
ドメーヌ・ボールナールが拠点とするピュピランは、ジュラ地方を代表するワイン産地の一つで、特にプールサールの産地として知られている。
また、「Bornard」とキツネを意味するフランス語「renard」の響きを掛け合わせるように生まれたキツネのシンボルは、現在ではドメーヌを視覚的に識別できるほど有名な存在となっている。
単にラベルにキツネが描かれているだけでなく、世代交代後もキツネがブランドの象徴として受け継がれている点は、狐に関係するワインの中でも特に印象的である。
関連項目
- フィリップ・ボールナール
- トニー・ボールナール
- ジュラワイン
- ピュピラン
- プールサール
- ナチュラルワイン
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