*あるふぇらきーあかぎつね [ゔるぺす ゔるぺす あるふぇらきー] *アルフェラキーアカギツネ [V.v.alpherakyi]
南コーカサス東部の平地に生息する、小型のアカギツネの亜種。
概要
Vulpes vulpes alpherakyiは、食肉目イヌ科キツネ属に属するアカギツネの亜種である。
英語では「Eastern Transcaucasian Red Fox」と呼ばれる。
Transcaucasiaは南コーカサスを指す地域名であり、記事名の日本語部分は英名と分布に基づく説明である。
*:和名は仮称を表す。
基本情報
項目 | 内容 |
|---|---|
学名 | Vulpes vulpes alpherakyi |
記載者 | K. A. Satunin |
記載年 | 1906年とする分類資料が多い。1905年表記もある |
分類 | 哺乳綱・食肉目・イヌ科・キツネ属 |
種 | アカギツネ(Vulpes vulpes) |
分類上の位置 | 亜種 |
英名 | Eastern Transcaucasian Red Fox |
分布の中心 | 南コーカサス東部 |
外見上の特徴 | 小型のアカギツネとして記載される |
分類資料『Mammal Species of the World』第3版では、「Vulpes vulpes alpherakyi Satunin, 1906」として掲載されている。
一方、Mammal Diversity Databaseでは、原記載名の「Vulpes alpherakyi」を1905年の名称として収録している。
本記事では亜種名にMSW3の表記を採用し、記載年には資料間の違いがあることを付記する。
Mammal Species of the World、Mammal Diversity Database
名称
コーカサスの大型哺乳類に関する模式標本目録では、本亜種を南コーカサス東部の小型のキツネとして説明し、「Caucasus valley fox」という呼び方も用いている。
地域の平地や谷に暮らすアカギツネの集団を扱ううえで使われてきた亜種名である。
食べ物と行動
本亜種に限定した生活史の情報は資料が少ないため、以下はアカギツネという種に共通する生態である。
食性は雑食性で、小型哺乳類、鳥、昆虫、果実などを利用する。
食物の構成は、その土地で得られる餌や季節によって変わる。
森林、草地、低木地などが入り交じった環境を利用し、植生の境目も採食場所となる。
繁殖と子育て
繁殖は一般に年1回で、巣穴の中で子を育てる。
巣穴は自分で掘るほか、ほかの動物が使っていた穴を利用することもある。
繁殖期には地域差があるため、本亜種の交尾月や出産月を、別の地域のアカギツネと同一とみなすことはできない。