よじろうぎつね 与次郎狐

与次郎狐は、秋田藩主・佐竹氏の初代藩主である佐竹義宣に飛脚として仕えたとされるキツネの伝説である。

与次郎狐は、秋田藩主・佐竹氏の初代藩主である佐竹義宣に飛脚として仕えたとされるキツネの伝説である。驚異的な俊足で秋田と江戸の間をわずか数日で往復し、大活躍したと伝えられている。

昔、現在の秋田市にある久保田城の神明山に住んでいたキツネが、城の建設によって住処を失ってしまったた。キツネは藩主の佐竹義宣に直訴して「与次郎」という名前をもらい、飛脚として雇われることになる。与次郎は非常に足が速く、通常なら何日もかかる秋田から江戸までの道のりをわずか3〜6日間で往復し、重要な書状を運び続けたという。

与次郎の活躍を快く思わない者たちの罠により、彼は江戸から秋田へ戻る途中の出羽国六田村(現在の山形県東根市)で命を落としてしまう。義宣公はこれを深く悲しみ、与次郎の霊を慰めるために祠(ほこら)を建てた。

それが現在の与次郎稲荷神社である。

与次郎狐を祀る神社は、伝説にゆかりのある以下の場所に存在する。与次郎稲荷神社(秋田県秋田市):千秋公園(久保田城跡)内にあり、与次郎が祀られている。足の神様、スポーツの神様としても信仰されている。与次郎稲荷神社(山形県東根市):与次郎狐が最期を迎えた終焉の地とされており、ここにも神社が建立されている。

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