せつこえん ふぃーちゃりんぐ はつねみく/みすたーぽむ 雪狐宴 feat. 初音ミク/Mr.Pom
「雪狐宴 feat. 初音ミク」は、日本のボカロP・Mr.Pomによるボーカロイド楽曲である。歌唱には初音ミクが使用されている。 現在の各種音楽配信サービスでは2025年10月24日リリースのデジタルシングルとして登録されているが、この楽曲自体はそれ以前から公開されていた。ニコニコ動画の楽曲データベースでは、Mr.Pomによる「【初音ミク】雪狐宴【オリジナル曲】」が2022年9月5日に投稿された記録が確認できる。したがって、2022年に発表された作品を、2025年に改めてストリーミング・ダウンロード配信したものと考えられる。 作詞・作曲・プロデュースはいずれもMr.Pomが担当している。2025年版は1曲入りのシングルとして配信され、楽曲時間は4分39秒である。 タイトルは「雪」「狐」「宴」という三つの漢字を組み合わせたもので、雪景色の中で狐たちが催す宴を思わせる、和風かつ幻想的な名称となっている。
基本情報
タイトル:雪狐宴 feat. 初音ミク
アーティスト:Mr.Pom
歌唱:初音ミク
作詞:Mr.Pom
作曲:Mr.Pom
プロデュース:Mr.Pom
初出確認日:2022年9月5日(ニコニコ動画)
デジタル配信開始日:2025年10月24日
形態:デジタルシングル
楽曲時間:4分39秒
ジャンル:J-Pop/ボーカロイド
国:日本
Apple Musicでは「雪狐宴 (feat. 初音ミク) - Single」として2025年10月24日発売、1曲入りの作品として登録されている。英字では「Setsukoen (feat. Hatsune Miku)」と表記されている。
発表時期について
本作は「2025年の新曲」とだけ扱うと、初出時期を見落とすため注意が必要である。
Mr.Pomのニコニコ動画投稿作品を収録したデータベースでは、「【初音ミク】雪狐宴【オリジナル曲】」の投稿日が2022年9月5日と記録されている。さらに同じ一覧では、その前後に「ムリ!」「悪子」「火狐鳥」など、2022年に発表されたMr.Pomの初音ミク楽曲が並んでいる。
一方、TuneCore Japanを通じた主要ストリーミングサービスへの配信は2025年10月24日に開始された。THE MAGAZINEでは同日付で「Mr.Pomが『雪狐宴 (feat. 初音ミク)』を配信開始」と掲載され、Apple Music、Spotify、LINE MUSIC、Amazon Musicなどで配信されたことが確認できる。
したがって本作は、
2022年9月5日:ボーカロイド楽曲としてネット公開
2025年10月24日:音楽配信サービスで正式配信
という経緯を持つ作品である。
楽曲について
「雪狐宴」は、Mr.Pomが初音ミクを用いて制作したオリジナル曲である。
Mr.Pomは2010年からニコニコ動画へ多数の初音ミク作品を投稿しており、データベースには100曲を超える作品が記録されている。「雪狐宴」もその中の一曲として2022年に発表された。
2025年のデジタル配信版については、YouTube Music用の公式自動生成音源でも、作詞・作曲・プロデュースのすべてがMr.Pomとクレジットされている。
一方、現在確認できる公式配信情報では、楽曲のストーリーや「雪狐宴」という題名の由来についてMr.Pom自身による詳しい解説は掲載されていない。
そのため、狐が妖狐なのか、実在するキツネなのか、狐の宴が具体的にどのような物語として描かれているのかについては、確認できる情報以上に断定しない方がよい。
キツネとの関係
本作とキツネとの最も明確な関係は、タイトルに直接「狐」が使用されていることである。
「雪狐宴」という題名は、
雪
狐
宴
という三つの要素から構成されている。
文字通りに捉えれば「雪の中の狐の宴」「雪と狐の宴」といった光景を想像させる名称であり、狐がタイトルを構成する中心的なモチーフの一つとなっている。
また、Mr.Pomの作品一覧には「雪狐宴」の約2週間後となる2022年9月21日に「火狐鳥」という、同じく「狐」の字を含む初音ミク楽曲が投稿された記録もある。
ただし、この二曲に物語上のつながりがあることを示す作者本人の説明は確認できないため、シリーズ作品などと断定することはできない。
「雪」と狐
「雪」と狐は、視覚的にも非常に相性のよい組み合わせである。
日本ではキタキツネなど、雪原を歩く狐の姿が冬の野生動物を象徴する光景として知られている。
また創作の世界では、雪景色の中に現れる白い狐や妖狐が、神秘的な存在として描かれることも多い。
タイトル「雪狐宴」も、雪という白く静かな自然風景と、狐という動物・怪異的な存在を組み合わせることで、幻想的な印象を生み出している。
ただし、本作の狐がキタキツネ、ホンドギツネ、白狐など特定の種類・狐像を指すという公式情報は確認できない。
「宴」と狐
タイトルのもう一つの重要な言葉が「宴」である。
「宴」は複数の者が集まり、飲食や歌舞などを楽しむ催しを意味する。
そのため「雪狐宴」というタイトルからは、一匹の狐だけではなく、複数の狐あるいは狐に関係する存在たちが雪の中に集まるようなイメージも連想できる。
日本の妖怪・狐文化では、狐たちが集団で行動する伝承や創作も存在する。
例えば「狐の嫁入り」では、狐たちの婚礼行列を思わせる怪しい灯火が語られ、狐火も複数の火が列を作るものとして伝えられることがある。
そのため「狐」と「宴」の組み合わせには、日本の妖狐伝承とも親和性がある。
ただし、「雪狐宴」が狐の嫁入りや狐火を直接題材にした作品であるという作者の説明は確認できないため、これらは文化的に連想できる要素にとどめる必要がある。
「雪狐宴」という造語
「雪狐宴」は、一般的な狐伝承の名称として広く使われている語ではなく、本作独自の題名とみられる。
三文字を分解すると、
雪=冬・白さ・静寂
狐=動物・妖狐・怪異
宴=集い・祭り・騒ぎ
という、それぞれ異なる印象を持つ言葉になる。
静かな「雪」と賑やかな「宴」という対照的な言葉の間に「狐」を置くことで、雪夜に人知れず狐たちが集まり、宴を催しているような幻想的な光景を想像させるタイトルとなっている。
ただし、これは題名から読み取れる表現上の特徴であり、Mr.Pom本人がこの意味で命名したと確認されたものではない。
初音ミク
「雪狐宴」のボーカルには初音ミクが使用されている。
ニコニコ動画での初出時から「【初音ミク】雪狐宴【オリジナル曲】」として投稿されており、2025年の配信版でも「feat. 初音ミク」と明記されている。
そのため初音ミクによる歌唱は、後の配信時に追加されたものではなく、少なくとも2022年の公開時点から本作の基本的な構成要素だったことが確認できる。
デジタルシングル版
2025年10月24日には、「雪狐宴 feat. 初音ミク」がデジタルシングルとして改めてリリースされた。
THE MAGAZINEではジャンルを「J-Pop/ボーカロイド」とし、Apple Music、Spotify、LINE MUSIC、iTunes Store、Amazon Music Unlimited、YouTube Music、mora、レコチョクなど多数のサービスで配信されたことが確認できる。
Apple Musicでは1曲・4分のシングルとして掲載され、レコチョクでは正確な収録時間を4分39秒としている。
2022年にボーカロイド投稿文化の中で発表された作品が、約3年後に一般的な音楽ストリーミングサービスへ展開された形となる。
Mr.Pomについて
Mr.Pomは、日本のボカロP・音楽クリエイターである。
ボーカロイド楽曲のデータベースでは、2010年3月31日をニコニコ動画でのデビュー日として記録しており、初音ミクを用いた多数のオリジナル楽曲を発表してきた。登録作品数は100曲を超える。
初期作品には「Winter Rain」「人」「舞う」「プリンセス パンプキン」などがあり、その後も長期間にわたって初音ミク作品を制作している。2022年には「和」「龍炎」「雪狐宴」「火狐鳥」などを投稿した。
現在はTuneCore Japanを通じて過去作品を含む楽曲のストリーミング配信も行っており、「雪狐宴」も2025年に配信作品として改めて公開された。TuneCore JapanではMr.PomのジャンルをJ-Popとして掲載している。
「雪狐宴」は、タイトルに直接「狐」を掲げ、雪と宴という二つのモチーフを組み合わせた初音ミクによるボーカロイド楽曲である。
作者による詳細な狐設定までは公開情報から確認できないものの、「雪狐宴」という独特な名称そのものによって、雪景色の中に狐が集う幻想的な世界を想起させる狐関連楽曲である。