くりやがわいなりじんじゃのしんこうとれきし 厨川稲荷神社の信仰と歴史
岩手県盛岡市に鎮座する厨川稲荷神社の歴史や信仰、文化財をまとめた郷土資料である。2018年に『厨川稲荷神社の信仰と歴史』編集委員会の編集により刊行された。 本書では、神社の創建から現在までの歩みをはじめ、奉納された扁額・絵馬・神狐像などの文化財を豊富な写真とともに紹介し、地域に根付いた稲荷信仰の姿を解説している。
あらすじ・内容
本書は、厨川稲荷神社の由緒や歴史だけでなく、長年にわたり地域の人々から奉納されてきた文化財を通して、神社と地域社会との関わりを紹介している。
特に、江戸時代に奉納された扁額や絵馬、鋳造神狐像などを写真付きで解説しており、それぞれの資料から当時の信仰や人々の願いを読み解いている。また、神社が地域の信仰の中心として果たしてきた役割についても詳しく説明されている。
主な内容
- 厨川稲荷神社の創建と歴史
- 盛岡地域における稲荷信仰
- 扁額・絵馬・神狐像などの文化財紹介
- 江戸時代から続く奉納文化
- 地域社会と神社の関わり
- 神社建築と境内の見どころ
神社の歴史だけでなく、文化財を通じて地域の歴史や信仰を学べる内容となっている。
本書の魅力
本書の魅力は、一つの稲荷神社を深く掘り下げた専門的な地域史資料である点にある。
全国の稲荷信仰を概説する本とは異なり、厨川稲荷神社に残る実際の史料や文化財をもとに、地域で育まれた信仰の歴史を具体的に知ることができる。また、豊富な写真が掲載されているため、文化財の特徴や神社の雰囲気を視覚的に理解しやすい。
郷土史や文化財に興味がある人はもちろん、全国各地の稲荷神社を比較研究したい人にとっても参考になる一冊である。